株式戦略マル秘レポート/西村剛の「統計で勝つトレード」

お盆期間での株価の傾向と対策

日本特有の休日としてお盆休みがあります。今年の場合8月13日からお盆休みに入られる方も多いのではないかと思います。普段は仕事で日中トレードをすることが難しい会社員でも、お盆休みを使ってデイトレードに挑戦しようと考えている方も多いのではないでしょうか。そこで今回はお盆期間における株価の傾向と対策について統計的に検証してみました。

西村 剛

執筆者:西村 剛

株式ガイド

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日本特有の休日としてお盆休みがあります。今年の場合8月13日からお盆休みに入られる方も多いのではないかと思います。普段は仕事で日中トレードをすることが難しい会社員でも、お盆休みを使ってデイトレードに挑戦しようと考えている方も多いのではないでしょうか。そこで今回はお盆期間における株価の傾向と対策について統計的に検証してみました。

お盆期間は株価が上がりやすい? 

まずお盆期間の株価傾向を捉えるため下記の条件で検証を行いました。

【検証条件】
バックテスト期間: 1990年~2009年
バックテスト対象の銘柄:東証一部で株価100円以上、売買代金1億円以上の銘柄
買いのルール
・8月12日の翌営業日寄付に「成行」注文で買い

売りのルール
・5日経過後の、翌営業日寄付に「成行」注文で売り

この検証で調べたいことは、お盆期間は株価が上がりやすいのか下がりやすいのか、おおよその目安です。

検証の結果は以下の通りです。
 

【検証結果】 

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勝率: 49.55 %
勝ち数: 3,462 回
負け数: 3,525 回
引き分け数: 253 回

平均損益(率): 0.32 %
平均利益(率): 3.81 %
平均損失(率): -3.10 %
プロフィットファクター: 1.209
(※総利益÷総損失を表します。 一般的に1以上の場合、有効な投資ルールだと言われている指標です) 

検証の結果、勝率はほぼ50%ながらも1トレード当たりの平均損益率がプラスであること、プロフィットファクターが1以上であることから、統計的にお盆期間は株価が上がりやすい傾向にあると言えるでしょう。

ではお盆に上がりやすい具体的な銘柄は何でしょうか・・・?
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