子供のしつけ/ほめ方

子どもを上手にほめる方法

「子どもはほめて育てよう」とよく言われますが、皆さんは普段お子さんをどのようにほめていますか? 子どもは、ほめられたことを素直に受け入れて、行動や態度が変わり、成長につながります。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

どうやって子どもをほめたらいい?

「子どもはほめて育てよう」とよく言われますが、皆さんは普段お子さんをどのようにほめていますか? どのようなとき、ほめていますか? 大人でもほめてもらうと、嬉しくなって、やる気が出てきますよね。


ほめられることが成長につながる

こどもはほめられることにより、自分の存在感を実感します

こどもはほめられることにより、自分の存在感を実感する

例えば、夕飯のおかずを「これ、おいしいね!」と家族にほめてもらうと、「よし、次も頑張るぞ!」という気持ちが湧いてくるのではないでしょうか。子どもは素直ですから、ほめられたことを大人以上に素直に受け入れて、行動や態度が変わり、成長につながります。悪いところを注意するのではなく、良いところを伸ばすことにより、悪いところも良い方向にもっていくことができるのです。

また、子どもはほめられることにより、頼られて嬉しい気持ちになり、人の役に立つのが嬉しいと感じ、自分の存在感を実感します。それが大きな成長へとつながります。

しかしながら、日本では、ほめる文化が一般的ではないため、ほめて育てることになれていない親が多いようです。それは、自分自身、ほめて育てられなかったことで、「ほめることがいいとはわかっていても、ほめ方が分からない。どのような時にほめればいいのかわからない。」という方もいらっしゃるようです。

では、どのような時に、どのようなことで、ほめればいいのでしょうか。


普段している当たり前のこともほめる

家事や育児に忙しく、ついつい子どもの良くないところばかりが目につき、叱ってしまい、ほめることの方が少なくなってしまうときもありますね。でも、よく考えてみると「できること」は当たり前で、「できないこと」にばかり目が行きがちになっていませんか?

ときには、子どもが普段していて「当たり前のこと」も取り上げてほめてください。 「朝、元気にご挨拶できたね。」「残さず、全部食べられたね」というふうに。


感謝の気持ちを伝えるだけでもかまわない

また単に子どもが何かしてくれた時、例えば小さい弟や妹が泣いているのを教えてくれたり、頼みごとをしてくれた時などに「ありがとう。助かったわ。」と感謝の気持ちを伝えるだけで、子どもは、ほめられた、役に立てたという気持ちになり、次もほめられたい、役に立ちたいという前向きな気持ちになれるのです。これだと今日からでも実践できるのではないでしょうか。


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