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幼児期に育つ「科学する心」~7つの視点

幼児期の子どもたちが「すごい!ふしぎ!」「なぜ?どうして?」と感動したり、疑問に思ったりすることはとても大切なことです。そんな「科学する心」を育てる指南書「幼児期に育つ科学する心」をご紹介します。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

幼児期に育つ科学する心
ソニー教育財団
小学館
幼児期の子どもたちが「すごい!ふしぎ!」「なぜ?どうして?」と感動したり、疑問に思ったりすることはとても大切なことです。

そんな「科学する心」を育てるには、どうすればよいのかを考えさせてくれる本「幼児期に育つ科学する心」(ソニー教育財団)をご紹介します。

ソニー教育財団:科学を通して、好奇心や創造力を伸ばし、勇気をもって新しいことに挑戦していく子どもたちを育てることに情熱を持って取り組む人たちと学びの場を支援するという目的でソニー創立者である井深大、盛田昭夫の考えに基づいて設立された財団法人です。

― 「幼児期に育つ科学する心」の中身を、ちょっと覗いてみましょう ―

第1部:「科学する心と脳の発達」をテーマにした
各専門家の座談会

「科学する心」とは、端的に言うならば「素直に感じる心」だと私は考えています。それは、人間の脳の構造からもそう考えられることなのです。

その、脳の構造とは・・・・脳の構造と幼児期の成長の関係など興味深い話が語られています・・・

■ 科学する心を育てる7つの視点
・感動し想像する心
・自然に親しみ驚き感動する心
・動植物に親しみ、命を大切にする心
・ひと・もの・こととのかかわりを大切にして、思いやる心
・遊び、学び、ともに生きる喜びを味わう心
・好奇心や考える心
・表現し、やりとげる心


第2部:「科学する心」について
ノーベル賞受賞者らからのメッセージ

・小柴昌俊教授(2002年ノーベル物理学賞)
・野依良治教授(2001年ノーベル化学賞)
・江崎玲於奈教授(1973年ノーベル物理学賞)他

教育ではlearningとteachingを考える必要があります。つまり自分で学ぶのと人から学ぶ(教えられる)のとがありますが、小さいときには自分が「自然」から学ぶこと、自分が「社会」を認識することが必要だと思います。そして、学習は能動的であることが必要で、受動的ではだめです。
(ノーベル化学賞受賞野依教授)


など、世界を代表する科学者の先生方の貴重な話が満載です。
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