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シリーズ=先生訪問!=vol.3 子どもの絵への過干渉は最大の敵

冬休みに入り、お子さんたちは家で遊ぶ機会が多くなります。そこで、今回、造形・絵画指導をされている内本先生に子どものお絵描きに関するアドバイスをうかがいました。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

もうすぐ冬休みですね。幼稚園がお休みになり、お子さんたちは家で遊ぶ機会が多くなります。そこで、今回、造形・絵画指導をされている内本先生に子どものお絵描きに関するアドバイスをいただきました。それに先立ち、内本先生と一緒に「こども二科展」を訪れたときのお話からご紹介します。

今秋、大阪市立美術館において、「二科展」と同時に「こども二科展」も併催されていました。

1914年(大正3年)、新しい日本洋画の創造を目指して結成された「二科展」は今秋、第87回を迎えましたが、併催の「こども二科展」は今年が第51回目となります。

そこには、子どもの感性あふれる作品や力強い作品、新鮮な色づかいの作品など、さまざまな作品が展示されていましたが、それらの作品は、西日本を中心に全国の小中学生、幼稚園児から寄せられた約3万点の作品から、厳正な審査によって選ばれた約1500点の作品です。

今回、造形・絵画指導の内本先生と共に「こども二科展」を訪れ、「子どもの絵」に関するお話を伺いました。

ガイド
「個性あふれる子ども達の絵がたくさん展示されていますが、こどもの絵の見方についてお話ししていただけませんか。」


内本先生
「以前は、『大きく、のびのびとした絵がいい。』と言われていましたが、今では、小さな絵がいっぱい並んだ細やかな絵も評価されているように思います。

つまり、子どもひとりひとりの表現方法は、画一的なものではなく様々な観点から評価されるようになっているということじゃないでしょうか。個性を重んじるという考えが重要視されてきているのです。」

ガイド
「その他にはどういった点が変わりましたか。」


内本先生
「展示されている絵の中には、画用紙の白い部分がそのまま残っており、色が塗られていない部分のある絵も見られますね。以前は、『画用紙の端までしっかり色を塗って最後まで描ききっている絵がよい』と言われていましたが、今では、画用紙に色が塗られていない箇所があっても、それは気持ちの良い空間と見なされてきたように思います。

また、更に昔の話になりますが、描いた絵の対象物が実物に似ているかどうかが評価の基準となっていた時代もあり、見本の絵を見て描くことなどが絵の指導法とされていました。ところが、今では、色使い、空間の使い方、力強さ、つまり、絵に命があるかどうかという観点から評価されるようになっています。」

2ページ目以降は子どものお絵描きに関するアドバイスいろいろです。

 子どもの絵をことばで評価することは・・・

 顔から手や足が出ています。・・・その判断は・・・

 ライオンの足を7本描きました。・・・その判断は・・・

 小学校受験を考えている場合の指導は・・・ 

 いつでもすぐに絵を描ける環境にしてしておくためには・・・

 絵を描こうとしない子どもは、どうすればいいのか・・・

 お絵描きアドバイスまとめ・・・
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