早期教育・幼児教育/早期教育・幼児教育関連情報

学ぶ材料は日常生活の中にあふれています 幼児・低学年の学習法

日能研が開いた「初めての中学受験入門講座」で、低学年向けの学習法の話がありました。幼児期から始めていただきたい内容や、中学受験を考えていない方にも実践していただきたい内容をご紹介。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

先日、「日能研」が低学年の父母向けに開いた「初めての中学受験入門講座」の中で、低学年の学習方法についてのお話がありました。

ここまで読まれて、「うちは、中学受験なんて、関係ないわ。」って思っていらっしゃるお母さま、「中学受験入門講座」ではありましたが、中学受験を考えていない方にとりましても、ためになる話があり、また、幼児期から始めていただきたい内容もありましたので、今回、こちらで、ご紹介させていただきたいと思いました。

まず、「初めての中学受験入門講座」の資料より、各教科ごとに、学習方法をご紹介致します。




■■ 国語 ■■

本に親しむ習慣から始め、
物語に入っていく楽しさを覚える


低学年の間は、まだ問題を解くことだけにこだわらないで、生活の中で言葉そのものに対する意識を高めていきましょう。例えば、花の名前を知るだけでなく、どのような花で、何月に咲くかを知っておくのが望ましいのです。

イラスト : Kaname
国語の力を高めるには読書はとても大事です。ジャンルは、なるべく登場人物や主人公の立場になってストーリーに入っていけるものを選びましょう。

このようなものは、後に、自分自身が体験することのできないような物語や随筆に対応していく時に役立ちます。

読書の習慣がない場合は、絵本やマンガ、ゲームの攻略本など、活字なら何でもかまいませんので、好きな本を読むことから始めましょう。

読んだあとに、感じたことを人に伝えるようにすると、自分の考えたことが整理できるようになります。



■■ 算数 ■■

頭と手を使って取り組む


低学年の時期から、たくさんの問題やレベルの高すぎる問題に取り組ませたり、正誤にこだわっては、子どもは算数嫌いになってしまいます。この時期には、考えることの楽しさを体験することが大事です。

そのためには、おりがみ、積み木などのツールやパソコンなどを使い、目に見える形で図形の面白さ、不思議さに興味を持たせることが大切です。

また、1リットルは牛乳パック1本分の量、車の時速は40キロなど、単位や数を生活と結びつけて考える習慣をつけましょう。


2ページ :
社会・理科の学習法

3ページ :
親の役割り

4ページ :
きちんとした会話をする

5ページ :
子どもに押し付けない

6ページ :
先取り学習はしない
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