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中国のベビーフード事情(2ページ目)

中国の都市部ではベビーフードがとても普及。それは日本とは違う食生活がうかがえます。そこから今の日本に足りないミネラルを考えます。

川口 由美子

執筆者:川口 由美子

離乳食・幼児食・妊娠中の食事ガイド

中国の子育て事情

種類はあるけど中身の形状はほとんど一緒
中国では多くの家庭が共働きであり、お手伝いさんや自分の祖父母などに預けるのが一般的であり、生後5カ月頃からお母さんも働きに出ます。

それとともに、母乳から粉ミルクに切り替える場合が多く、特に都市部では粉ミルクの売り場がとても大きくもうけられています。それとともによく売られているのが「ベビーフード」。簡単に栄養が摂れる点がうけ、さまざまなメーカーのものが売られています。

豊富なベビーフード

共働きなどの背景もあり、ベビーフードの種類は豊富です。しかし、日本のようなカットされた野菜が入っているような「メニュータイプ」ではなく、オートミールやおかゆにバリエーションが加わったものがほとんど。そのバリエーションは味つけだけではなく栄養素が添加されているのが中国の特徴と言えます。

いずれもドロドロとした形状であまり咀嚼(かむ力)にはむいていません。

子どもに必要とする栄養素

ミネラル添加のオートミール
では、中国のベビーフードが必要と考え添加している栄養素はどのようなものなのでしょうか?添加されている一般的な栄養素は、カルシウム、鉄分、亜鉛、ヨードです。いずれも体の成長に欠かせないミネラルです。しかし、日本人は海藻を食べるのでヨードは足りており、積極的に摂ろうとしなくても構いません。

日本人は何からミネラルを摂る?

私たちがここから学ぶことは、ミネラルの摂取。カルシウム、鉄分、亜鉛は私たちも摂りたいものです。いずれも骨や血液、皮膚や髪の毛を作る上で大切です。

でもなるべく自然のものから摂るようにしたいですね。カルシウムや亜鉛が豊富な上に、赤ちゃんにぴったりな食材は「大豆」です。鉄分も含んでいます。これらの栄養を摂る上で効果的と言えます。豆腐やきな粉など、食感も赤ちゃんにはぴったりです。是非、私たちは大豆から体に必要なミネラルをとっていきたいですね。



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