生産量より質にこだわり
美味なる今帰仁ブランド
今帰仁ブランド商品の数々。美味しいのはもちろんですが、パッケージひとつとっても、生産者の思いが伝わってきます。
自然の恵みを受け、琉球王国とともに生きてきた今帰仁の人々。この村の「本当にいいもの」を作ろうというムーブメントをカタチにしたのが「今帰仁ブランド」。現在、ブランドを管理する今帰仁ブランド協同組合には、豚肉、乳製品、黒糖といった食品の生産や加工業、化粧品メーカーなど7社が加盟しています。
今帰仁ブランドはこのロゴが目印
業種は違えど、共通した信念は、「豊かな自然環境を活かしたからだに良いもの、美味しいものづくり。そして長きにわたって培ってきた独自の物作りへのこだわり」。
最近は関西方面へ積極的に売り込みを行っており、京都の宇治茶の老舗・
中村藤吉本店が販売する抹茶スイーツに黒糖が使われているほか、芦屋の高級ソーセージ店・
メツゲライクスダに豚肉を提供するなどコラボ商品を続々展開中。一流職人の間でも味の良さが認められてきているのです。
2007年からブランド立ち上げに尽力してきた今帰仁村商工会の豊里友一朗さんは、「少しずつではありますが、ブランドイメージも定着しており、良質なものを求めるユーザーからの評判は上々」と語ります。
このページでは、今帰仁でなければ味わえない今帰仁ブランドのご当地グルメをご紹介します。
幻といわれる沖縄在来種のアグーを食す
今帰仁アグー料理一式 長堂屋
今帰仁アグーしゃぶしゃぶ。夏でも焼き肉と人気を二分する定番メニュー。
沖縄の豚、アグー。沖縄では昔から豚肉を食べる習慣があり、現在でも豚肉消費量日本一。てびちやミミガーなど、多彩な料理で一頭一頭をあますところなく食べてきました。
現在、沖縄県内にはアグーと呼ばれるブランド豚がいくつかありますが、繁殖や飼育のしやすさから、在来アグーと西洋種を掛け合わせた品種も多いのが実状。今帰仁アグーが「幻のアグー」と言われるのは、沖縄在来豚どうしを掛け合わせて、純系島豚を育てているためです。
今帰仁アグー。エサにはオリオンビール工場で出た麦の搾りかすなども混ぜているそう。
今帰仁アグーは、見た目は黒く、背中がへこみ、腹は地面につきそうなほどたれているのが特徴。一般的な豚が成長するまでには6~8ヶ月なのに対し、今帰仁アグーは10ヶ月ほどかかるのです。手間も時間も費やしています。生産者である農業生産法人(有)今帰仁アグーの高田勝さんによると、「他の豚とは生理的な機能なども違うので、全く違う育て方をしています」とのこと。
そして、最大の魅力は味。筋繊維が細いため、うまみが逃げず、ジューシー。焼くと肉汁があふれるのがわかります。さらに、うまみ成分のグルタミン酸などが一般的な豚肉の数倍含まれており、味がしっかりしているのが特色。脂の融点が低いので、甘みが強く、コレステロール値が低いというデータもあります。
長堂屋(ながどうや)は、農業生産法人(有)今帰仁アグーの一員、長堂俊春さんが経営する店。本ロースのしゃぶしゃぶコース(3,000円)と、モモ肉・三枚肉・肩ロースを揃えた炭火焼き肉コース(3,000円)などで、今帰仁アグーを味わえます。
しゃぶしゃぶは、さっとお湯にくぐらせて、昆布だしのシークワーサーぽん酢で。さっぱりしながらも、脂の甘みがふわっと広がります。コクのある水餃子ももちろん今帰仁アグーを使用。パパイヤやハンダマといった地元の島野菜と一緒に食べれば、栄養バランスもバッチリ。シメの雑炊は、うまみが溶け出して最高!
今帰仁アグー焼き肉。ジュワっと溶け出す脂の甘い香りがたまらない。
今帰仁アグー本来の脂をがっつり味わうなら、焼き肉がおすすめ。七輪で焼くとあっという間に脂がしたたり落ち、炎上寸前。まずは本部町産の塩でシンプルに。口に運べば、一呼吸置いて「うまい!」と感嘆。赤身の部分も柔らか。たれやシークワーサー果汁で味に変化をつけてもいい。
長堂さんは「今帰仁アグーを育てるには手間がかかるため、市場に出せるほど大量生産できません。でも食べに来てもらえば味の良さ、特に脂の美味しさがわかってもらえると思います」。地元で育てた食材を地元で味わう。これこそご当地グルメの王道です。
今帰仁アグー料理一式 長堂屋
今帰仁村玉城710-1
TEL 0980-56-4782
17:00~深夜0:00 (LO 23:00)
木曜定休
味わえるのは今帰仁直営店だけ
行列必至の人気ソフトクリーム
食後のデザートだって今帰仁ブランド。お土産にぴったりの加工品もあります。
■おっぱ乳業のソフトクリーム
ソフトクリーム黒糖トッピング350円
乙羽岳(おっぱだけ)に工場をもち、牛乳やヨーグルトなど、地元で絶大な人気を誇る乳製品のメーカー。牛のイラストがインパクト大。
直営店のアイススタンドでしか味わえないのがソフトクリーム。名護市の道の駅許多などに店舗があり、観光客にも知られた存在。
今帰仁のアイススタンドは、地元客が多いのですが、ここには同じく今帰仁ブランドの共栄社(P3)に特注した黒糖ソースや、県産マンゴーを使ったマンゴーソースなど、限定トッピングがあるのです。一口食べれば、なめらかな舌触りの中に沖縄の味が広がります。今帰仁のスタンドは、今帰仁の駅そーれ(P3)に併設。11:00~18:00月曜休み
有限会社おっぱ乳業
TEL 0980-56-5326
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