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更新日:2010年08月10日

「家づくり」の前に「暮らしづくり」をしませんか?

「家事・育児・仕事・ストレス・疲労で限界がきそうです…」。ネットに書きこみのあった、あるお母さんの悲鳴です。そう感じている母親は少なくないのではないでしょうか?モノ・コト・ヒト・時間…これらが混沌としている状態では「家づくり」どころではありません。まず「家づくりの前に、暮らしのシステムづくり」。そんなエッセイをシリーズで展開していきます。

家事・育児で「家ストレス」溜める母親たち

家事・育児・仕事・ストレス…ネット掲示板から世の中のママの悲鳴が聞こえる

家事・育児・仕事・ストレス…ネット掲示板から世の中のママの悲鳴が聞こえる

「家事・育児・仕事・ストレス・疲労で限界がきそうです」。あるお母さんの言葉です。インターネットの相談サイトやコミュニティサイトを見ると、同じような悲鳴に近い声でアドバイスを求める書込みが多いこと…。実際に子育て中の方は、多かれ少なかれ共感できるものがあるのでは? 先にあげたお母さんの言葉が一部のものではないこと、その深刻さに考えさせられます。

声の一部を拾ってみると、「家の中がグチャグチャ…」「家事するのが毎日憂鬱…」「自己嫌悪…」「やる気が出ず洗濯物は干しっぱなし…」「手抜き家事・子育ての罪悪感…」「子どもが後追い。家事ができない」「夫の協力が欲しい!」「毎日バタバタ…」。日々の忙しさから家事ができないこと、片付かない家へのストレス、そしてその状況が自分にあると責めていること、パートナーや夫の協力が得られないことへの不満など、多様な要因が背景にあることもわかります。

原因はモノ・コト・ヒト・時間すべてにわたる

仕事との両立や家族の非協力などは、家電や住宅のハードだけでは解決しない

仕事との両立や家族の非協力などは、家電や住宅のハードだけでは解決しない

片付かない「モノの問題」、掃除・洗濯・料理などが回らない「コトの問題」、自分のゆとりが持てない「時間の問題」、自分ばっかり・夫の非協力・子どもに振り回される「ヒトの問題」。モノ・コト・ヒト・時間が混沌としている状態です。また、昨今は成功例としてのインテリア雑誌・女性誌だけでなく、カリスマ主婦などの「暮らし」もブログなどで発信されるようになり、それが「高すぎる指標」となっている傾向もあります。それに比べて…と自分とのギャップがストレスとなっているパターンです。

そんな世情に合わせてか、住宅業界や家電業界ではエコとともに「家事の省力化」をキーワードにしています。ママゴコロ家電(東芝)や家事楽(パナソニック)など、特に子育てママ応援やストレス軽減、省力化をうたっています。全自動洗濯乾燥機、食器洗い乾燥機、お掃除エアコンにお掃除ロボ……子育てママをハードでサポートしようと謳う家電や、それをビルトインしたハウスメーカーの子育て支援住宅も実に豊富に揃ってきました。

しかし、ただ単にハードを工夫したり、取り入れたりするだけでは、冒頭のお母さんの悩みが解決しそうにないことは、読者の皆さんもお察しするところだと思います。事態は思っている以上に複雑であり、家族みんなで真剣に「暮らし」というソフトを考える必要があるのです。その方法とは?
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河名 紀子

ハウジングジャーナリストが、ライフスタイルからみた一戸建てのトレンド情報を解説。

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