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アルゼンチンの防犯対策

アルゼンチンで犯罪などのトラブルに巻き込まれないにはどうすればいいか。また、万が一犯罪に巻き込まれてしまった場合の対処方法をお伝えします。

栗本 斉

執筆者:栗本 斉

アルゼンチンガイド

アルゼンチンの防犯対策

カフェなどでは手荷物に気を付けようundefined写真提供:メルコスール観光局

カフェなどでは手荷物に気を付けよう 写真提供:メルコスール観光局

犯罪やトラブルに巻き込まれないためには、日頃から注意することが大切。ここでは犯罪にあわないための心得と、あってしまったときの対応を解説します。

犯罪にあわないための心得

■犯罪が起こりそうな場所に近付かない
暗くなってからのひとけの無いところは歩かない。人通りの少ない裏路地は入らない。人相の悪い人たちが集まっている場所やスラム地区には足を踏み入れない。こういった基本的なことを守るだけで、大幅に犯罪に合う確率を下げることができます。少しでも雰囲気がおかしいなと思えば、すぐにその場所を立ち去るようにしてください。また深夜の移動は、バスや徒歩を避けなるべくタクシーを使うようにしましょう。

■荷物や貴重品に注意する

まず、人混みでの荷物の管理を厳重に行いましょう。繁華街、観光地、サッカースタジアム、駅やバスターミナル、地下鉄やバスの車内、オープンカフェやファーストフード店など、人が多いところは要注意です。お尻のポケットに入れた財布や高価な腕時計やアクセサリーなどは格好の標的となるので、目立たないようにしましょう。また、荷物はなるべく中身が見えずしっかりと閉じるタイプのものを使うようにし、必ず肌身離さず持ち歩くよう心がけてください。ショルダーバッグはたすきがけ、リュックは前に抱えるように持つのも防犯には効果があります。スーツケースやバックパックは、ホテルにおいておくときも必ず鍵はかけておきましょう。

■怪しい人物は信用しない
アルゼンチンの人たちは基本的に親切ですが、まれに悪意を持って接してくる場合があります。麻薬や売春といったイリーガルな話を持ちかけられた場合は、相手にせず速やかに離れるようにしましょう。また、洋服を汚されたりそれを注意する人が現れた場合も、マスタード強盗の可能性が高いため、そこからすぐに離れ他人に上着や荷物をさわらせないようにしましょう。

アルゼンチンで犯罪にあってしまったら

万が一、強盗にあってしまったときは、絶対に抵抗しないようにしてください。ある程度の金銭を渡せば満足して逃げていくケースが大半です。そのためにも大金を持ち歩くことがあるなら、カバン、ポケット、腹巻きタイプなどの貴重品袋など、複数にわけておき、どれかを渡してしまうのが無難です。人通りのある場所であれば、「ソコーロ!(助けて!)」と大きな声で叫びましょう。

繁華街でひったくりにあった場合は、大声で「ラドロン!(泥棒!)」と叫びましょう。周りの人が取り押さえてくれるかもしれません。ただし、相手が凶器を持っていたり複数人数の場合は、逆に抵抗される可能性もあるので、絶対に無理をしないでください。

スリや置き引きなどにあってしまったら、盗まれたものはもう戻ってくることはないでしょう。きっぱりとあきらめるしかありません。

いずれにせよ、犯罪にあった場合はすぐに警察に行って被害届を出すことです。クレジットカードを盗まれた場合は、カード会社に連絡し向こう手続きを行ってください。また、パスポートを奪われた際は警察で証明書をもらい、日本大使館で再発行してもらう必要があります。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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