学費・教育費/進学コース別・教育費の設計方法

生涯賃金で高卒・大卒の逆転も!?

生涯賃金で見ると、実は、重要なのは学歴より勤める会社がどこかということになりそうです。複数の統計データを読み解きました。

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家計の永続性と子どもにかけるお金のバランスをアドバイス

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大卒の2割が不安定雇用かニート

文部科学省「学校基本調査(2013年)」によると、2013年5月1日現在、直前の3月に大学を卒業した56万人の中で、「正規の職員等でない者」「一時的な仕事に就いた者」「進学も就職もしていない者」の合計は11万6000人もいます。安定的な雇用に就いていない者の割合は約20.7%。

不安定な雇用にはフリーターも含まれます。 フリーターとは、15~34歳の若者(学生と主婦を除く)のうち、パート・アルバイト・派遣等正社員でない人や、働く意志があるのに無職の人のことを指します。この割合が約20.7%と高くなっています。しかも、新卒時にフリーターだった人の半数以上はその後もフリーターを続ける、といわれています。

ちなみに、パート・アルバイトの場合、年収は200万円未満が多く、年齢層が上がっても賃金は20代前半からほぼ横ばいです。仮に200万円で計算しても、200万円×38年=7800万円と、生涯賃金は1億円にも満たなくなります。大卒の男性が、正社員で働く場合と比べ2億円以上の差になります。

フリーターから起業家やアーティスト、芸人になったり、資格を取って独立・起業し、大逆転することもあるかも知れません。決してネガティブなものだけではないですが、大逆転の可能性は決して大きくはないでしょう。

目的なく安易にフリーターの道を選ぶことは、親不孝にもなりかねません。親も、正社員として就職する、そうでなくても安定した生業をもつまで、見届けなくてはならないようです。

はじめにキャリアプランありきの時代

あくまでも現時点の傾向といえますが、学歴を問わず大企業に就職し、勤めあげることが生涯年収を上げることになります。しかし、今どきは転職も当然な時代で、同じ会社で勤めあげること自体が珍しいこと。転職をしても、スキルアップ・収入アップにつながる転職をすることで、生涯年収を維持できるのだと思います。

学歴が就職のパスポートになった時代はすでに終わっているといえそうです。良い大学・大学院を出ればいいという時代ではなく、もっといえば、どんな仕事をするのかを見据えたキャリアプランを、中学・高校時代にある程度固めて、そのための手段として進学をする、という順番で考える時代なのかもしれません。

本当にやりたいことを早くに見つけ、最短で進めるようにサポートすることが、今どきの親の役割になりつつあるのかもしれません。

【参考記事】
月1万円で子どもを大学まで通わせる方法(1)
学費を「借りる」なら教育ローンより奨学金

更新日:2013年09月17日

(公開日:2010年06月22日)

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