プリンター/プリンタの選び方

プリンタ・複合機を画質、機能で選ぶ

最近のプリンタ・複合機は安くなったとはいえ、機種によって速度や使い勝手は違う。せっかく購入するのだから、自分に合ったプリンタ・複合機をしっかり選ぼう。

安蔵 靖志

執筆者:安蔵 靖志

デジタル・家電ガイド

最近のプリンタ・複合機は安くなったとはいえ、機種によって速度や使い勝手は違う。せっかく購入するのだから、自分に合ったプリンタ・複合機をしっかり選ぼう。

1. タイプで選ぶ
2. 画質で選ぶ
3. 使い勝手や速度、ランニングコストなどで選ぶ


プリンタ・複合機をタイプで選ぶ

プリンタ・複合機は大きく「プリンタ・スキャナー複合機」「プリンタ専用機」「フォトプリンタ」の3つに分かれる。1台目の機器として購入する場合は複合機を是非ともお薦めしたい。印刷やスキャン、コピーなどさまざまな操作を1つの機器でこなせるからだ。

以前はハイエンド複合機の場合5~6万円といった価格が当たり前だったが、最近では3万円前後で購入できるようになってきている。「複合機はもう持っているので、写真印刷用にプリンタ専用機が欲しい」といったように用途が決まっている場合を除き、基本的には複合機を購入しておけば間違いない。

プリンタ専用機は複合機に比べて本体価格は低めだが、設置面積やランニングコストにほとんど違いはない。画質面でも複合機の方が同等もしくはそれ以上のため、価格以外にプリンタ専用機を購入するメリットはほとんどないと言っていいだろう。

【ガイドお薦め機種】
・エプソン Colorio EP-805A
染料系6色インクを採用するスタンダードモデル。キヤノンと違って顔料ブラックインクを採用していないので文書印刷は比較的弱いものの、写真印刷に強いのが魅力。2012年秋モデルは従来モデルに比べて約40%(容積比)ものコンパクト化を実現しており、省スペース設置ができるのが最大の魅力だ。

カラリオ EP-805AW [ホワイト]

 


・キヤノン PIXUS MG6330
グレーインクを含む染料系5色インクに顔料系ブラックを加えた「W黒」インクを採用する最上位モデル。3.5インチの大型タッチパネル液晶を搭載しており、操作感が抜群だ。オンラインアルバムサービスに接続して写真を見ながら印刷できるなど、本体だけで使える機能が充実している。
 

PIXUS MG6330 [ホワイト]

 

 

●写真印刷専用ならフォトプリンタという選択肢も
L版やはがきサイズなど写真印刷専用の2台目プリンタが欲しいという人にはフォトプリンタもお薦め。だが、フォトプリンタは複合機に比べて画質が決して高くない。最高画質を求める人はハイエンド複合機を選ぼう。フォトプリンタのメリットは「手軽に持ち出せる」「PCなしでメモリーカードから直接印刷できる」といった部分に限定されることを覚えておきたい。

【ガイドお薦め機種】
・エプソン E-360
写真印刷専用の小型プリンタが欲しい人にお薦めのモデル。4色染料インクを採用しており、自動写真補正機能も搭載している。PlayStation 3に取り込んだデジカメ写真なども印刷できる。L判写真1枚のインク・用紙合計コストが約14.8円と、フォトプリンタにしては安いのが魅力だ。

カラリオ ミー E-360P [ピンク]

 


・キヤノン SELPHY(セルフィ) CP900
写真印刷専用の小型プリンタが欲しい人にお薦めのモデル。自動写真補正機能も搭載している。こちらはL判写真1枚のインク・用紙合計コストが約26.3円と高め。だがコンパクトで、約810gと軽いのが魅力となっている。オプションのバッテリーを利用すれば、外出先でも印刷可能だ。

SELPHY CP900(PK) [ピンク]

 

 

 

次のページでは、プリンタを画質で選ぶときに注目したいことと、おすすめのプリンタをご紹介しよう。

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