サンデーショック翌年、どうなる?
女子御三家の一つ、女子学院は2009年試験日を2月1日から2日に変更する
東京・神奈川の入試解禁日は2月1日で、この日に難関校の入試が集中します。2009年がサンデーショックの年に当たったのに対し、2010年は通常の年となり、男子御三家の開成・麻布・武蔵をはじめ、駒場東邦、早稲田中学校(第1回入試)はもちろん、女子御三家の桜蔭、女子学院、雙葉、早稲田実業学校中等部など難関校の入試は例年どおり2月1日に行われました。
ちなみにサンデーショックとは2月1日が日曜日に当った年にキリスト教系女子校に起こる現象を指し、日曜礼拝を推奨するプロテスタント校の多くが入試日を移動させます。これに合わせて戦略的に入試日を移動する学校も出てくるわけです。2009年度入試で2月1日から2日に変更した主な女子校は、女子学院、東洋英和女学院、立教女学院、恵泉女学園(以上東京)、フェリス女学院、横浜雙葉、横浜共立(以上神奈川)などです。従来通り2月1日で実施した女子校は香蘭女学校、頌栄女子学院中学校(入試複数回実施)など。
さて入試日程が例年に戻った10年度は、1日入試実施校(女子校)のうち受験倍率が前年度より下がった学校が出ました。桜蔭中学校は2.1倍(09年3.0倍)で、桜蔭としては例年の倍率に戻ったといえます。キリスト教系では、東洋英和女学院中学部は2.1倍(同3.3倍)、立教女学院中学校は2.0倍(同2.4倍)、香蘭女学校の4教科入試選択者は2.4倍(同3.1倍)・2教科入試選択者は2.9倍(同8.7倍)で、ここもほぼ例年の倍率に戻った形、頌栄女子学院中学校は2.2倍(同2.5倍)、雙葉中学校が3.2倍(同42倍)で、ここもほぼ例年の倍率に戻った形。ということでこうした学校の11年度の受験倍率は、おおむね昨年度を参考にするとよいでしょう。
全体の入試日程の状況として、近年では午後入試が偏差値中堅校を中心に広まっています。学校が志願者確保のために実施するようになったもので、難関校の試験が集中する2月1日だけでなく、同じく人気校の入試が多い2日も、午後入試を行う学校が増えています。
例を挙げると、東京都市大学付属中学校(男子校)は2月1日午後、東京農大第一高等学校中等部(共学)は2月1日、2日ともに午後、青陵中学校は2月1日、2日ともに午前・午後。また2月2日の高輪(男子校)の算数のみの午後入試は有名。桜美林中学校(共学)も11年度は午後入試を新設します(第2回入試2月2日)。こうした午後入試により、午前—午後と同日併願が可能になりましたが、試験は体力・精神力ともに消耗するもの。併願対策は志望優先順位をよく考えておいてください。
なお、国立中学・公立中高一貫校(一般枠)は例年2月3日のみとなっていて、国立中学・公立中高一貫校(一般枠)同士の併願はできないシステムになっています。