中学受験の基礎情報

更新日:2010年11月28日

中学受験・学校説明会

学校説明会、見るべきポイントは「建学の精神」「イチオシの授業」「校長先生のリーダシップ力」「教育方針の教師への浸透度」「生徒の様子」「通学路の安全性」「学校に対する感覚」を中心に。

学校説明会、見るべきポイント

最難関中学、筑駒の学校説明会(2008年)は10月11日に行われた

最難関中学、筑駒の学校説明会(2008年)は10月11日に行われた

ガイド自身、今まで学校説明会(大学なども含めて)には延べ300回ほど参加した経験があります。その経験を通して、学校説明会に参加する上での7つのポイントを挙げておきます。

1.建学の精神、教育理念・方針の確認
学校説明会を参加する上で最も重要なこと。偏差値や進学実績の高い学校を選びがちになりますが、ぜひ教育理念・方針に合った学校選びをしてください。「自立を促す」学校なのか、「(学ぶ)場を与える」学校なのか。お子さんのタイプ、ご両親の考え方によっても合う学校が違ってきます。

2.イチオシの授業(具体的な授業)の確認
建学の精神、教育理念・方針を具体的にしたものが「授業」だと思います。例えば、麻布中学の中3国語の「共同卒業論文」は、教育方針の「書いて表現する」を形にした授業と言われています。

3.校長先生のリーダシップ力
企業の社長同様、校長先生は学校の顔と言えます。その学校の教育理念・方針などを校長先生がリーダシップをもって実行に移しているのか、将来の学校ビジョンを持っているかなど、学校説明会はそれを垣間見るチャンス。渋谷教育学園幕張・渋谷の理事長の田村哲夫先生は、この約10年で、渋幕・渋渋ブランドを築き上げたリーダーとして有名です。

4.教育方針の教師への浸透度
その学校が大切にしている教育理念・方針を先生たちが理解し、教育しているかどうかということです。例えば、教育方針の判断(価値)基準の「自立を促す」か、「(学ぶ)場を与える」かということを教育現場にて判断して行動しているかどうかです。学校説明会でも英語・国語・算数・社会・理科など各教科主任の言葉で感じられる瞬間があります。

5.生徒の様子
学校へ行った時に垣間見ることができます。生徒の一挙手一投足がその学校の雰囲気を醸し出しているはず。慶應ボーイ(独立自尊)や早稲田ボーイ(在野精神)などは、そんな生徒の雰囲気の総称なのでしょう。

6.通学路の安全性プラスα
基本的にお子さんが6年間通う道です。実際に通学時間を計って、街並みも含めて感じながら学校へ行ってみてください。この道筋がお子さんの情緒形成に影響していきます。

7.その学校に対する感覚・雰囲気などの印象
自身でお子さん、ひいてはご家族に合うかどうか素直にその感覚を確かめてみてください。

何がなくともお子さんと一緒に学校へ行ってみることです。学校は生き物、親子ともに意外な発見に気づかされることがあります。後は第一志望郡複数校(5校ぐらい)に参加すると比較しやすく、本当に合う学校が探しやすくなります。

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野倉 学

リクルートを退社後、独立。中学受験対策研究所及び小学校受験対策研究所を立ち上げ、「中学受験スタディ(…

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