BDZが新ラインアップで目指すものとは?
ソニーのブルーレイレコーダーBDZが、そのラインアップを大きくリニューアルして再構築しました。今回はその新しいスタートを切った新BDZシリーズが目指すものと、その進化したBDZの新機能、画質、音質などについてソニー品川テクノロジーセンターにお伺いして取材しました。今回はそのなかで商品戦略的部分をお送りします。
今回、お話をうかがったのは以下の4名の方です。
- ホームシアターAVマーケティング部 ホームビデオMK課 統括課長 北野真也さん
- オーディオ・ビデオ事業本部 統合商品企画MK部門 ホームエンタテイメント企画部 企画1課プロダクトマネージャ三浦愛さん
- ホームエンタテイメント事業本部 ホームシステム開発部門 システム設計3部3課 システムデベロップメントマネージャー濱田敏道さん
- コンスーマープロダクツ&デバイスグループ ホームエンタテイメント事業本部 第2事業部2部1課 桑原邦和さん
左から、北野真也さん、濱田敏道さん、三浦愛さん、桑原邦和さん
簡単さを意識したリニューアル
一条:
今回のリニューアルで、従来の機能別のシリーズ構成をやめた理由というのは、どういうものなのでしょうか?
北野:
今後、VHSからダイレクトに乗り換えられる、DVDレコーダーも経験していない方がダイレクトにブルーレイに乗り換えられるお客様が相当数いらっしゃるという認識を持っていまして、そういった方にもわかりやすいレコーダーというものを、機能面も含めて目指した結果、このようなラインアップにしました。
従来のスタイル分けという形ですと、ハンディカムやカメラとの連携は「L」、おでかけやネットワークにつながるのは「A」という風に展開してきましたが、今回はハンディカムとかカメラとかの連携は全モデルにUSB端子を搭載して共通化しようと、それからネットワーク系のところもアクトビラも全モデル対応して共通化しようということにしました。
結論的に言うと、わかりやすいラインアップを目指したというところです。
ミドルレンジの機種BDZ-RX50。モバイル機器に映像が転送できるのはBDZ-EX200/RX100/RX50の3機種だが、全ラインアップがアクトビラに対応している。
画質、音質を追求したBDZ-EX200
一条:
最上位機種のEX-200の搭載するHDDは従来の最上位機種の約2倍ですが、これははじめから2TBのドライブを搭載する予定だったんですか?
三浦:
そうですね。はい。
一条:
あれは1TBのドライブが2台なんですか?それとも2TBのドライブが1台なんですか?
三浦:
2TBが1台です。ハードディスクの進歩のトレンドに合わせて常に一番いい物を搭載することを考えています。
一条:
EX-200はボディが厚いので、ドライブが2台入っていてもおかしくないと思っていました。
三浦:
あのボディは画音をよくすることを目的に、あのスタイルになっています。
北野:
あのボディ造形がいいという結論に達したんです。見た目は従来のX100と変わらないですが、絵と音を追求することを考えると、あのカタチが一番いいと。
RX100にはマルチカードスロットがついています。そして、RX100以下の機種はワンタッチボタンがあります。便利な機能なので、EX200にもそのような機能が欲しいという要望はありますが、それでは筐体に穴を増やすことになってしまい。音への影響が出る。それを考慮し、あえて搭載していません。
三浦:
とはいえ、USB端子は搭載していますので、デジカメなどのコンテンツの取り込み自体は可能です。
北野:
EX200は最上位機種なので、それだけ絵と音にこだわったものにしたかったのです。高画質回路CREASもEX200だけはCREAS2PLUSを搭載し、画期的と言ってもいい大きな進化をしています。かなり力を入れたモデルです。
製品全体の話に戻ると、今回の製品には「かんたん」、「きれい」、「つながる」という3つのコンセプトがあります。
そして、この裏には「かしこさ」があります。かしこく簡単に、かしこくきれいに、かしこくつながる、ということで、それぞれの3つの要素が進化しています。このかしこさは当然、便利ということであり、「おまかせまる録」、「検索機能」などが賢さのコアになっています。
画質音質を重視した最上位機種BDZ-EX200