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会社四季報を活用しよう2

前回、会社四季報を使ってファンダメンタル分析するにあたり、大まかな流れをご説明しました。今回は、個別企業を見る場合に確認する所についてご説明したいと思います。

西村 剛

執筆者:西村 剛

株式ガイド

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前回、会社四季報を使ってファンダメンタル分析するにあたり、大まかな流れをご説明しました。

簡単に復習しますと、投資行動における重要な事は、「森を見て、林を見て、木を見る」という順序です。これは、森=市場全体、林=業種、木=個別企業という流れになります。






そして、その投資行動において会社四季報を活用していく事になりますが、まず、市場全体のトレンドを掴むにはまず会社四季報の表紙を見て、相場の全体の流れやトレンドを把握し、次に業種別展望を確認し業種ごとの平均の成長率などを確認して個別企業を確認するという流れになります。

今回は木の部分、個別企業を見る場合に確認する所についてご説明したいと思います。

会社四季報を見るポイント



通常、会社四季報には以下のような内容が書いてありますが、

  • 業績

  • 配当

  • 社名・事業内容

  • 記事

  • 株主

  • 役員

  • 財務

  • 資本異動、格付け

  • 株価チャート、指数


その会社四季報の中で一般的に注意するポイントは何処に注意するかを説明します。




四季報のここをチェック!

1.業績の推移
右肩上がりに業績が順調に上がっているかどうか、売上、利益とも上昇傾向の会社が勿論の事いいのですがその際に注意する点は、営業利益や経常利益も売上とともに増加しているかを確認しましょう。 増収増益企業への投資が基本です。

2.配当
どのくらいに配当出して、配当利回りがどのくらいあるかの確認程度で大丈夫です。
その横に表記されている一株純資産はその会社が一株あたりのどのくらいの資産を持っているかの数値なので、この数値と株価を比較し、一株純資産以下の株価なら、その会社は解散価値より低く評価されている事になります。

3.社名・事業内容
見るべきポイントは、従業員の平均年齢と年収を同業他社と比較するのに必要です。
従業員の平均年齢でその会社の活気度合い(40代・・・保守的、30代・・・現実的、20代・・・活動的)、平均年収で優秀な従業員が多いかどうかが推測できます。

4.記事
四季報発行時における、その企業の最新動向やニュースが書いてありますので記事を確認します。読んでみて概ね好調ならば問題ありません。


チェックポイントはまだまだ続きます。次のページへ

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