高齢者医療制度は2006年に決まっていた!

健康保険料は年金から天引きされる
健康保険料を天引きされると生活費が……
「高齢者医療制度の創設」は、財政再建のため社会保障関係費を削減する施策として2006年「医療制度改革関連法」で決まっていました。2008年4月実施の段階で詳細が明らかになり、「後期高齢者医療制度」というネーミングを始め「高齢者いじめ」「姥捨て山制度」などと自民党や厚生労働省へ非難の石つぶてが雨あられと降り注いでいます。

巷では、75歳以上の高齢者の負担が増える=血も涙もない制度だ、と非難ごうごうですが、実は現役の給与所得者も2008年4月の医療制度改正によって健康保険料がアップすることになりそうです。


高齢者医療制度支援で約3000億円の負担増

健康保険組合は、老人保健制度(75歳以上が対象の医療保険)と退職者医療制度を支えるために2007年度は約2.3兆円を拠出しました。2008年は、65歳以上を対象とする高齢者医療制度(前期高齢者医療制度と後期高齢者医療制度)と65歳未満の退職者医療制度を支えるために2.6兆円程度を拠出(=3000億円の負担増)する見通しです。このためA健康保険組合では、被保険者1人当たりの年間拠出額は2007年約124,000円が、2008年は151,000円と約22%もアップします。

2008年度から給与から天引きされる健康保険料の中で高齢者医療制度等にいくら拠出しているのか個々人が把握できるよう、給与明細書に基本保険料・特定保険料と分けて明記されるようになります。
<給与明細書に明記される健康保険料の内容>
給与明細書に明記される健康保険料の内容
65歳以上の人を支えるために負担している健康保険料は分かるようになったけど……


健康保険組合の財政を圧迫するのはメタボ検診や……詳しくは次ページで