「個人向け国債 変動10年」の特徴は
元本保証の金融商品の中で、インフレに強いといわれている「個人向け国債 変動10年」。2008年7月15日発行(第23回債)の適用利率は1.0%でした。商品概要は、
- 1万円から購入可能
- 半年毎に金利が見直される
- 1年経過後からいつでも換金可能
- 下限金利は0.05%
で、「個人向け国債 変動10年」は中途換金しても元本を割り込むことはありません。これが「家計の味方円定期」との最大の相違点です。
消費者物価指数の動きは?
「家計の味方円定期」が用いる消費者物価指数は「全国の消費者物価指数のうち生鮮食料品を除く総合の前年同月比の指数」です。平成17年を基準とする生鮮食料品を除く全国消費者物価指数は次のように動いています。
<消費者物価指数(平成19年6月~平成20年6月)> |
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2008年6月の消費者物価指数は総合で前年同月比2.0%上昇し、生鮮食料品を除く全国消費者物価指数は同1.9%上昇しました。10年5ヶ月ぶりの高い伸び率で、最大の要因は、ガソリンや灯油の値上がりです。生鮮食料品を除く食料品の物価上昇は前年同月比0.76%程度で、食料(酒類を除く)とエネルギーを除く消費者物価指数は同0.1%しか上昇していません。全体で見るとまだインフレとはいえない状況だと思われます。
1年定期預金金利は1%
一番高い金利を提示している住信SBIネット銀行の1年定期預金金利は1%、5年で1.45%前後です。インフレ時には若干のタイムラグはありますが定期預金金利も上昇します。手間はかかりますが、金利の高い1年~3年定期預金で運用すればインフレによる元本の目減りをある程度カバーすることは可能です。
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| 住信SBIネット銀行のホームページを参考に作成 |
東京スター銀行の「家計の味方円定期」は、物価上昇をプレミアム金利(7月は0.2%)の分だけカバーするので、元本の目減りの不安からは開放されます。しかし想定したような(?)インフレにならなかった場合は、逆に預入期間5年の平均金利は低くなり、普通の定期預金で運用したほうがよかった、ということになるかもしれません。経済は魔物、想定したようには動かないのが常です。インフレに対応したリスクの低い金融商品で運用したほうがいい資金——例えば老後の生活資金——の運用には検討の価値がある定期預金だと思います。