「
ありがとう投信」をご存じでしょうか?これまで記事での取り上げてきた「
セゾン投信」や「
かいたく投信」と同じように、長期投資、直販、低コストにこだわりを持つ投信会社です。実は今年で5周年を迎えるということで、とても画期的なことも行っているという話を耳にしました。そこで早速社長の村山さんにお話を伺ってみようと思います。
ありがとう投信ができるまで
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| 札幌、水戸、富山、甲府、長崎にいる5人の税理士がみんなで作った投信会社。それが「ありがとう投信」。 |
ガイド:なぜ、「ありがとう投信」を作ったのですか?
村山社長:この会社は、私も設立に参加はしたのですが、もともとは5人の税理士さんが一緒に作った会社なんです。税理士というのはけっこう孤独な商売で、同業者であってもお互いになんとなく壁があるらしいですね。
ガイド:でも、一緒に作ったということはその5人の税理士さんは仲が良かったのですか?
村山社長:そうですね。すごく仲がよくて、お互いに仕事を離れてずっと一緒に勉強をしてきたんです。その中で、将来にむけて必要なことをもっと勉強していこうと考えたら、「資産運用」がテーマとして出てきたわけですよ。でも、自分たちではよくわからないから、専門家に聞いてみようということでいろいろな方に話を聞いたそうです。その中の一人が、今の
さわかみファンドの澤上社長です。
ガイド:そこで何を勉強したのでしょう?
村山社長:マーケットが云々ではなくて、そもそも運用の世界がどうなっているのかということです。
ありがとう投信ができたのが2004年ですが、2003年ころはちょうど今と同じように、日経平均が7,000円台をつけて株価が下がって、景気も悪いし、年金も心配だし、金利も低いから預金をしていても全く増えないという状況になっていました。そのころに、これまでお世話になった日本の社会に対して何か恩返しができないかと考えて、それに澤上さんの助言もあって投信会社を作ることになったのです。2004年の2月ころに金融庁に話を聞きに行きました。
ガイド:投信会社設立は、最初からスムーズにいったのですか?
村山社長:最初は「税理士が投信会社?」という感じでしたね。そもそも投信会社というのは、大手の金融会社がグループ会社の1つとして持つものだった時代です。それが全く関係ない税理士が作るとなると、当然「ん?」と思われるわけですよ。
ガイド:そこをどうやってクリアしていったのですか?
村山社長:税理士さんなので、企業や個人が年金への不安とかゼロ金利などお金に対する不安をものすごく抱えていることはわかっていたのです。だから、その声に応える必要があることをひたすら話してき ました。それに海外では投信を使ってみんなが自分で将来に備えているわけです。もちろん日本もそうなっていれば問題はないのですが、それまで投信の残高というのはずっと増えていなかったんですね。
その理由は同じお金が出たり入ったりしているだけだったから。ようするに、将来に向けて着実にお金を入れていくのではなくて、お金がある人がちょっと入れて儲かったらすぐに出してというようになっていました。でも運用というのはそういうものではないんですよ。だから、お客さんの立場に立った投信会社を作りたいということから、「ありがとう投信」が生まれたんです。
1,000円から投信が買えるという驚き
ガイド:「ありがとう投信」ができて5年がたちますよね。その記念ということで1,000円から買えるとサイトにありましたが。
村山社長:普通、会社というのは3年を超えるのが難しいと言われています。しかもその3年を超えて5周年を迎えるので、何か記念になることをしようと思ったのです。ただ記念といっても社内で何かをするのではなくて、お客様に対して何かできないかと考えたときに、「じゃ、1,000円から買えるようにしよう」という話が出てきました。
ガイド:これは前から考えていたことなのですか?
村山社長:そうですね。10,000円からしか買えないというと抵抗がある人もいるわけです。それなら思い切って1,000円にしてしまおうと。というのも、今市場環境が良くなくて、やっぱり投資じゃなくて預金だよねという話になりますよね。でも、そのまま預金をしていて20年後、30年後どうなっているのか?ということです。特に若い人が預金だけをしていても将来に対する備えはできないんですよ。この間インフレが起きないとも言えませんから。だったら、1万円は高いから投資ができないという人をなくしてしまおうというのが、そもそもの考えです。
ガイド:1,000円というのは、ある意味破格の値段ですよね?
村山社長:そう思うでしょ?たとえば今月ちょっと節約をしたら3,000円ができたというときでも、1,000円から買える投信があればそこで投資ができるわけですよ。だから、誰でも投資を始めることができると思うんですよね。
ランチ2回分、カフェのコーヒー4 杯分。その程度の金額で投信が買えるということは、もう「お金がない」が投資をしない理由にはならなくなったということです。革命的な値段だと言わざるをえません。
1,000円から投資を始めるとなったときに、やはりファンドの中身が気になります。これについて、村山社長に聞いてみましょう。
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