文章:上野 やすみ(前任ガイド)
海外旅行中に急病になったり、ケガをしたら時間的なロスだけでなく
金銭的にも大きな負担になることが考えられます。
海外の医療事情は日本と異なることも多く、
思いがけない高額を請求されるケースもあるので注意が必要です。
◆救急車が有料!日本では無料が当たり前の救急車も、海外では
有料のところもあります。ニューヨークでは25,000円+600円/マイル、ハワイのホノルルでは公営の場合が13,500円、民間の場合は約4万円+1000円/マイルとタクシーのように乗った距離に応じて加算されていきます。シドニーは11,000円+300円/km、パリは23,000円、バンクーバーは4000円など金額はさまざまですが、有料のところは意外と多いです。
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外務省・世界の医療事情◆盲腸で入院240万円!盲腸で入院した場合、ニューヨークでは
約240万円もの費用がかかります。欧米では
100万円~150万円程度が相場で、ソウル、シンガポール、北京などアジアでは
約50万円となっています。
海外での盲腸手術の総費用日本では7日間入院して
約40万円。このうち3割の12万円を病院の窓口で支払いますが、
高額療養費で払い戻される部分もあるので最終的な自己負担は
約8万円です。言い換えれば
健康保険から32万円が支給されるということになります。
海外での治療費も帰国後に社会保険事務所へ所定の届出をすれば、健康保険から払戻しを受けることもできますが、あくまでも
日本での治療費が基準です。
ニューヨークで盲腸手術を受け240万円かかっても、健康保険からは32万円しか戻ってこないということ。
差額の208万円はすべて自己負担となってしまいます。
海外での日本の健康保険(財団法人 海外法人医療基金)◆支払能力を確認される!海外では病気やケガで病院に行くと、まず患者がきちんと
医療費を支払うことができるかどうかをチェックします。入院する際には最初に
デポジット(保証金)を払わなければならないところもあり、クレジットカードや保険の加入証などを出さないと治療を受けられないケースが実際にあるのです。
「医もビジネス」アメリカの医療事情◆海外旅行傷害保険で備えを!短期間の旅行だから、普段あまり病気やケガをしないから、と過信するのは危険です。万一の場合に備えて、海外旅行傷害保険にはぜひ加入しておきましょう。
次回は各社の
海外旅行傷害保険をご紹介します。