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更新日:2003年07月31日

海外の医療費は日本よりもずっと高額! 海外旅行中に入院!いくらかかる

海外の医療事情は日本と異なり、高額な医療費を請求されるケースも珍しくありません。救急車が有料の地域もあります。いざというときに困らないために、予備知識を身に付けておきましょう。

文章:上野 やすみ(前任ガイド)
海外旅行中に急病になったり、ケガをしたら時間的なロスだけでなく金銭的にも大きな負担になることが考えられます。
海外の医療事情は日本と異なることも多く、思いがけない高額を請求されるケースもあるので注意が必要です。

◆救急車が有料!
日本では無料が当たり前の救急車も、海外では有料のところもあります。ニューヨークでは25,000円+600円/マイル、ハワイのホノルルでは公営の場合が13,500円、民間の場合は約4万円+1000円/マイルとタクシーのように乗った距離に応じて加算されていきます。シドニーは11,000円+300円/km、パリは23,000円、バンクーバーは4000円など金額はさまざまですが、有料のところは意外と多いです。

旅行先の医療事情をチェックしてみましょう!⇒世界の医療事情
長期滞在するなら必ずチェックを!⇒外務省・世界の医療事情

◆盲腸で入院240万円!
盲腸で入院した場合、ニューヨークでは約240万円もの費用がかかります。欧米では100万円~150万円程度が相場で、ソウル、シンガポール、北京などアジアでは約50万円となっています。

海外での盲腸手術の総費用

日本では7日間入院して約40万円。このうち3割の12万円を病院の窓口で支払いますが、高額療養費で払い戻される部分もあるので最終的な自己負担は約8万円です。言い換えれば健康保険から32万円が支給されるということになります。

海外での治療費も帰国後に社会保険事務所へ所定の届出をすれば、健康保険から払戻しを受けることもできますが、あくまでも日本での治療費が基準です。
ニューヨークで盲腸手術を受け240万円かかっても、健康保険からは32万円しか戻ってこないということ。差額の208万円はすべて自己負担となってしまいます。

海外での日本の健康保険(財団法人 海外法人医療基金)

◆支払能力を確認される!
海外では病気やケガで病院に行くと、まず患者がきちんと医療費を支払うことができるかどうかをチェックします。入院する際には最初にデポジット(保証金)を払わなければならないところもあり、クレジットカードや保険の加入証などを出さないと治療を受けられないケースが実際にあるのです。

「医もビジネス」アメリカの医療事情

◆海外旅行傷害保険で備えを!
短期間の旅行だから、普段あまり病気やケガをしないから、と過信するのは危険です。万一の場合に備えて、海外旅行傷害保険にはぜひ加入しておきましょう。

次回は各社の海外旅行傷害保険をご紹介します。
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氏家 祥美

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