文章:上野 やすみ(前任ガイド)
普通預金、定期預金だけでは物足りない。でも株式などはまだこわい」という人は、
外貨預金から始めてみては?
外貨預金は、米ドル、ユーロ、豪ドルなど外国の通貨で預け入れる商品。
各通貨国の金利が適用される特徴があり、超低金利が続く日本よりも高い金利で注目を集めています。

金利の最も高いソニー銀行では、米ドル0.5%、ユーロ1.272%、英ポンド3.07625%、豪ドル4.557%となっており、円預金0.119%に比べ
4倍~40倍の金利になっています(1年定期、10月30日現在)。ソニー銀行はもともと円預金の金利も高いので外貨預金との差は最大でも40倍ですが、他の銀行では
豪ドルの金利は円預金の100倍にもなっているのです。
●リスクその1:円高になると元本割れになることもある!
金利が高い点についひかれてしまいますが、満期時や解約時の
日本円での受け取り額は為替相場の影響を受けるので要注意です。預入時より
円高になった場合には元本割れになるリスクがあります。
円高とは、例えば「1ドル=100円」が「1ドル=90円」になること。1ドル買うのに100円必要だったのに、90円で買えるようになったということは、
円の価値が高くなったことになるためです。円からドルに換えるときには円高のほうが有利になります。
逆に円安は「1ドル=100円」が「1ドル=120円」になること。1ドルで100円しか買えなかったのに、120円買えるようになった=
円の価値が低くなったことを意味します。ドルから円に換えるときには円安のほうが有利になります。
つまり、外貨預金では
円高で預け、円安で引き出すのがポイントです。
でも、そうはいっても
タイミングよく満期時に円安になるとも限りません。外貨定期預金は満期日が決まっているのでそのリスクが大きいわけですが、もし預け入れ時より円高だったら
普通預金に移し変えて寝かせておくのも1つの方法です。
2003年8月には1米ドル=120円台でしたが、10月には108円台になっています。夏に外貨預金をした人は損をしていることになりますが、これから始めるなら円安になる可能性も高く
為替差益を狙えるチャンスもあるということ。ボーナスの預け先としては有力候補です。
●リスクその2:手数料で損することもある!
円から外貨、外貨から円に換える際に
手数料がかかります。目安は米ドル2円、ユーロ3円、英ポンド8円、豪ドル5円で(往復の手数料・金融機関により異なる)、為替が変動しなかったとしても
手数料だけで損をすることになります。
●リスクその3:預金保険の対象外商品
このように、外貨預金は外貨では元本保証で金利の面でも魅力がありますが、
円建てではリスクを伴なう商品です。また、
預金保険の対象外商品なので、もし金融機関が破綻したら預けたお金の一部しか戻ってこない可能性もあります。
外貨預金は必ず余裕資金で、また、一度に大きな金額を預けないようにすることを心がけましょう。
<関連サイト>
外貨預金の心得(All about Japan銀行サービス)
外貨建て金融商品の基礎知識