文章:上野 やすみ(前任ガイド)
いずれはマイホームを!という夢を持っている人は多いですが、大きな買物なだけに「買う!」と決断するまでにはとても慎重になりますね。
最近は、子育て費用に四苦八苦するファミリーよりも、比較的お金にゆとりがあるシングルをターゲットにマンションの広告を出す業者も増えているように感じますが、実際はどうなのでしょうか。リクルートが行った「首都圏新築マンション契約者動向調査2004年」の結果をみてみましょう。
【調査対象:2004年1月~2004年12月。首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)の新築分譲マンション購入契約者 3743件】
シングル、DINKSの購入者が増加
この調査は2000年から毎年行われていますが、購入者の平均年齢が徐々に低くなっており、2004年は36.0歳で、過去4年で最も低い年齢となりました。団塊ジュニア世代が購入適齢期に入ってきたためではないかと考えられています。
ライフステージ別で見ると
シングル世帯の購入が全体の14.9%(男性7.2%、女性7.7%)で、毎年増加しています。全体の構成では子供あり世帯が28.6%と最も多いのですが、過去の推移を見てみると子供あり世帯は年々減少、夫婦のみ共働き(DINKS)世帯とシングルが増加しているという傾向にあります。
シングル世帯は東京23区68.3%
購入物件の所在地を見てみると、
全体の45.7%の人が東京23区と回答し、特に
シングル世帯においては68.3%と圧倒的に高くなっています。購入前の住まいが「東京23区の賃貸」という人が53%だったので、住み慣れた土地に買ったという人も多いと思いますが、都心の物件の供給が増えて、求めやすい価格になってきたこともあるでしょう。今までだったら、買って不便な場所へ引っ越すよりは便利な都市部で賃貸住まいのほうがいいと思っていた人も、このような流れを受けて気持ちが変わったかもしれません。ちなみに広さは全体平均が75.8平米なのに対し、
シングル世帯は57.9平米と小さめになっています。
シングル世帯の購入平均価格は約3000万円
シングル世帯が買ったマンションの平均価格は
男性が3451万円、女性が3214万円で、前年に比べると男女とも100万円ほど平均が下がっています。全体平均は3859万円で、シングルはそれよりも400万~645万円ほど低い価格となっています。
このうち準備した自己資金は多い人と少ない人に分かれます。1000万円以上用意した人が男性30.3%、女性40.4%もいるのに対し、200万円未満の人が男性24.3%、女性16.9%と2割前後の人がいました。以前の統計で、女性のほうが頭金を多くためて堅実な買い方をしているとありましたが、ここでも同じことがいえそうです。(
独身女性マンション頭金1000万円)