文章:上野 博美(All About「マネープラン入門」旧ガイド)
利にかなっていた円のみの保有多くの人が行うことは、そこそこ利にかなっています(参考
「今まで運用しなくてよかったワケ」)。これまで、日本人が外貨を持たなかったことは、たいへん合理的な“運用方法”でした。なんたって、“運用”などといった難しいことを考えなくても、円というお金を持っているだけで、円の資産は米ドルの資産に比べて4~5倍の価値に増えたわけですから。これは、日本の国力がどんどん強くなり、為替が変動相場制に移行して以来、1ドル360円から95年の80円割れまでほぼ一貫して円高傾向が続いたおかげです。
お金を増やす上で最も効率的なのは、価値が最も高くなり続けるものに集中投資することです。将来どういう結果になるかわからない場合には分散投資をしますが、確実に高いリターンが見込める場合には集中投資のほうがよい結果になるに決まっています(一般的に、金融商品は将来どうなるかについては誰にも分からないから分散投資をします)。
一生懸命にマネー運用の勉強をし、外国の金融資産に投資して損をするかもしれないという不安を抱きながらマネー運用をするより、何も考えずに円を持っていさえすればその価値が勝手に上昇していく“運用方法”を選択する方が利にかなっています。多くの人が外貨運用なんて行なわなかったわけです。
ところが、これからはどうでしょうか?