あなたにもできるカンタン資産運用法

更新日:2003年04月13日

じっくり研究 ドル・コスト平均法って万能?

最近やたらとマネー雑誌に登場する「ドル・コスト平均法」。今回は、ドル・コスト平均法が、ほんとうに有利なものなのかどうかについて、じっくり検証してみたいと思います。

文章:上野 博美(All About「マネープラン入門」旧ガイド)

マネー運用の話の中で、よく「ドル・コスト平均法」という言葉が登場します。なんだか難しそうな運用方法に思えるのですが、実は、値動きのある金融商品を同じ金額ずつ買い付けていく(積み立てて行く)といった単純な運用方法のことです。

この方法で投資信託とか、株式とか、金(ゴールド)など値動きのある金融商品を「等間隔、等金額」投資(積み立て)すると、同じ口数(等量)ずつ買付けていくよりも平均取得価格が低くなるため、投資効率がよいといわれています。

同じ金額ずつ買い付けるので、価格の高いときは少ししか買わず、価格が低い時にはたくさん買えることになるからです。

検証

では、ほんとうに投資効率がよいのかみてみましょう。
ある株式を5回に分けて、毎月100株ずつ買い付けた場合等株買付)と、毎月10万円ずつ買い付けた場合等金額買付)で比較してみます。株価は700円、1100円、900円、1300円、1000円という動きと仮定します。

価格が変動しながら右肩上がりになる場合
<A表>

毎月100株ずつ買い付けていくと、合計で500株になり、合計投資金額は50万円となるため、1株あたりの平均購入価格は1000円(50万÷500株)になります。

一方、毎月10万円ずつ買い付けていくと、合計等資金額は同じく50万円ですが、合計株数は521.8株となり、1株あたりの平均購入価格は958.2円(50万÷521.8株)となり、等金額投資の方が等株数投資よりも平均購入価格が低くなります

株価1000円で売却したとすると
<等株数投資> 1000円× 500(株)=50万円 
<等金額投資> 1000円×521.8(株)=52万1800円 
       
となり、等金額投資の方が利益が多いということになります。
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やがら 純子

アナウンサー&FP。話せるFPとして、キャリアと知識をいかして活動中。

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