文章:上野 博美(All About「マネープラン入門」旧ガイド)
ある証券取引に関する詐取事件がテレビニュースで報じられました。みなさんならどの時点でおかしい?と気付きますか?
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| 名刺記載の証券会社の店舗で現金を渡しているのに詐取された… |
- 昔の知人から「今、証券会社で勤めている」という連絡が入る
- 新規公開株(IPO銘柄)が手に入ると言われ、取引開始の勧誘を受ける
- 会うと「東証1部上場の誰もが知っている証券会社名の入っている本物の名刺」を渡される
- 名刺に載っている証券会社店舗内の応接室で現金を渡す
- 手書きの受領書を渡される
この流れの中で「疑う」ことはとても難しいことかもしれません。
*" target=_blank>IPO
*IPO(新規公開株)の割当方法は、完全な抽選を行なう証券会社、取引状況などを加味した抽選を行なう方法、人の裁量で配分する方法、人の裁量と抽選を組み合わせる方法など、証券会社によって異なります。正式な手続きをしているはずなのにお金を騙し取られた…??
この事件は、「知り合いである証券外務員から取引を奨められ、その外務員から受取った名刺に記載されている証券会社の店舗で現金を渡し、見返りに受領書(領収書)を受取って取引を開始しましたが、その後取引の報告がなく不信に思い始めた頃、その証券外務員が他でも詐取事件を起こし逮捕されたということから、自分もお金を騙し取られていたことが分かった」というものです。
騙された人は株式の知識があまりなく、新規公開株の意味も当初はあまり分かっていなかったようで、新規公開株が優先的に自分に回されるということに不信感は持たなかったようです。
ここでは深い事情まで分かりませんが、分かっている範囲で騙されていることに気付くことができるかどうか考えてみます。