個人向け国債を徹底研究!

更新日:2009年11月05日

どちらが有利?個人向け国債vsネット定期

安全性重視のお金の預け先といえば、「定期預金」と「個人向け国債」。どちらも元本が実質的に保証されていて、普通預金より金利が高めで、「家計の貯蓄のベースとなるもの」です。さて、いったいどちらのほうが、「お得」なんでしょうか。いろいろなケースで検証してみましょう。

大切なお金の預け先には、安全性も大切ですよね。

安全性重視のお金の預け先といえば、定期預金と個人向け国債。どちらも元本が実質的に保証されていて、預入・購入時点では金利が普通預金より高く、「家計の貯蓄のベースとなるもの」です。

さて、いったいどちらのほうが、「お得」なんでしょうか。いろいろなケースで検証してみましょう。※(実際の金利はその時々で異なりますが、基本的な考え方は変わりません。ご自身が検討中の国債や預金を、記事にならって比較してみてくださいね。)

【INDEX】■固定5年 vs 定期預金5年……P1
■変動10年 vs 定期預金10年……P2
■どういう時に、どれを選ぶ?……P3
■個人向け国債とは何か……こちらの記事をご覧下さい


固定5年 vs ネット定期預金5年

個人向け国債はどこで買っても金利は同じですが、定期預金は金融機関によって異なります。金利が高めで人気があるのは、ネット銀行です。そこで、ある年の個人向け国債・固定5年と、同時期のあるネット銀行の定期預金を比較してみました。どちらも、満期までの期間が5年間で、満期まで金利が変わらない「固定金利型」です。

個人向け国債は、2008年7月発行分。ネット銀行の定期預金は、2008年ソニー銀行の夏のボーナス特別金利。 個人が試算したものであり、内容を保証するものではありません。実際の金額は金融機関に確認してください

個人向け国債は、2008年7月発行分。ネット銀行の定期預金は、2008年ソニー銀行の夏のボーナス特別金利。 個人が試算したものであり、内容を保証するものではありません。実際の金額は金融機関に確認してください

個人向け国債の金利のほうが、定期預金よりも高めの傾向にあります。満期まで待つのだったら、個人向け国債5年のほうが有利!ですね。
 

3年で中途解約すると……?!

では、満期が来る前に解約した場合はどうでしょうか。

個人向け国債・固定5年の場合、4回分の利息額(税抜き)が、解約のペナルティーとして必要になります。定期預金の場合、預け入れのときにさかのぼって、当初の金利よりもずっと低い利率で計算されてしまいます。もともとの満期の長さと、実際に預け入れていた期間の長さによって、中途解約利率は異なります。この例の場合は、当初の金利の30%、0.333%です。

※個人向け国債は、2008年7月発行分。ネット銀行の定期預金は、2008年ソニー銀行の夏のボーナス特別金利。 個人が試算したものであり、内容を保証するものではありません。実際の金額は金融機関に確認してください

※個人向け国債は、2008年7月発行分。ネット銀行の定期預金は、2008年ソニー銀行の夏のボーナス特別金利。 個人が試算したものであり、内容を保証するものではありません。実際の金額は金融機関に確認してください

この場合も、個人向け国債のほうが有利です。しかし、……


定期預金の選び方を変えてみる

3年で解約する可能性があるなら、3年で満期がくる商品を選んだほうがいいのではないか……?ということで、同じ銀行の3年満期の定期預金に満期まで預けた場合と、1年満期の定期預金に毎年預けた場合とで比較してみました。1年満期の定期は、金利が今のまま変わらなかった場合と、毎年アップした場合です。
 

※個人向け国債は、2008年7月発行分。ネット銀行の定期預金は、2008年ソニー銀行の夏のボーナス特別金利。 個人が試算したものであり、内容を保証するものではありません。実際の金額は金融機関に確認してください

※個人向け国債は、2008年7月発行分。ネット銀行の定期預金は、2008年ソニー銀行の夏のボーナス特別金利。 個人が試算したものであり、内容を保証するものではありません。実際の金額は金融機関に確認してください


ご覧のように、満期が長いものを中途解約するより、出来るだけ満期まで保有することが大事だとわかりますね。預ける時点では、期間の長い定期預金のほうが金利が高いため、長めを選びたくなりますが、中途解約の可能性があるなら、その時期にあわせたものを選んだほうがよいようです。また、金利が毎年0.12%超アップすると予想するなら、1年満期定期預金に毎年預けるほうが有利のようです。もちろん、金利が下がっていった場合は、1年定期が損になることもあります。

個人向け国債も定期預金も、いざとなれば中途解約もできるというのは「利点」でもあります。でも、ご覧のように運用効率が悪くなりますから、できるだけ満期までは使わないつもりのお金を預けるべきといえると思います。

次のページは「変動10年 vs 定期預金10年」です。

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この記事の担当ガイド

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やがら 純子

アナウンサー&FP。話せるFPとして、キャリアと知識をいかして活動中。

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