「こっそり読みたい債券超入門」シリーズの2回目は、債券の売買について解説します。(一回目の「債券って何?」は
こちら)
債券の値段がどうやって決まるのかが分かると、「いつ、債券を買うべきか、売るべきか」も分かってきます。
INDEX
■債券売買って、どういうこと……?P1
■債券の値段って、どう決まるの?……
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■金利が分かれば、債券の買い時・売り時が分かる!……
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債券の売買って、どういうこと?
シリーズ1回目に出てきた国債(下のイメージ図参照)を買った、高橋さんの物語を読んでみてください。
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| イメージ図です。現在はペーパーレス化が進み、紙の券ではなくコンピュータ上でデータ化されて管理されるようになっています |
高橋さんは、シリーズ1で出てきた上の図のような内容の国債を100万円分買いました。『10年後の満期が来たら、100万円返ってくる。その間、半年ごとに年利率3%(この場合、1万5,000円ずつ)もらえる』という国債です。買ってから3年がたった時、高橋さんの長女が結婚することになりました。「かわいい娘のために結婚資金を出してあげたいけど、あの国債の満期(100万円が返ってくる日)まではまだ7年もある。困ったなぁ……」
高橋さんは友人たちに相談しました。すると、一人が「その債券を、100万円で買い取ってあげるよ」といいました。友人が買い取ったなら、満期が来たときに額面金額の100万円を受け取れるのは、この友人になります。買い取った日以降にもらえることになっている利息も、この友人が受け取ることになります。
「それでも、いいかな」と高橋さんは思いました。債券を買った100万円と同じ金額で売れるわけですから損はありませんし、この3年間に受け取った利息はそのまま自分のものですから、ちょっともうかることになるわけです。
すると、別の友人が言いました。「僕はもう少し高く、105万円で買い取ってあげるよ。その債券を持っていれば、半年ごとに1万5,000円の利息がもらえるんだろう? 今、銀行の預金は利率1%だから、半年に5,000円の利息しかつかないんだ。その債券のほうがお得だから、ちょっと高く買い取るよ」といいました。それを聞いたまた別の友人は、「そんなにお得なら、僕は110万円で買い取るよ」といいました。
高橋さんは、110万円で買い取ってくれるといった友人に債券を売りました。100万円で買った債券が110万円で売れたので、10万円ももうかっちゃいました。さらにすでに利子も3年分で9万円受け取っているので、あわせて19万円のもうけになりました。そして、無事に娘さんの結婚式を挙げることができました。
このように、債券は利子をもらうだけでなく、高橋さんのように売ってもうけることもできるのです。実際は、友人同士で売り買いするのではなく、購入した時の金融機関に対して売り、金融機関がそれを買いたい人に売ります。
債券の値段は、毎日変わります。どうやって値段が変わるのか、
次ページで詳しく説明します。