債券のしくみを整理しよう

更新日:2009年08月27日

債券には、2つの儲けがある(利回り計算)

定期預金の利益は利息だけ。債券は、利息ともう1つ、売却益が期待できます。つまり両者は、利率何%という数字だけで比較できないわけです。そこで、売却益も考慮した「利回り」を考える必要があるのです。

債券には2つの利益がある
債券には2つの利益がある
預金するともらえるのは利益だけですが、債券は利息だけじゃなく、売却益も期待できます。つまり両者は、利率何%という数字だけでは比較できません。債券の利益を考える際には、売却益も考慮した「利回り」を知る必要があります。

利回りとは何か、利回りの計算方法について、解説します。

INDEX
■まずは簡単に確認しておきましょう……P1
・債券の利息は、「額面金額に対して○%」
・同じ利率なら、債券のほうが預金より損な場合もある
■債券の利回りを計算してみよう……P2
・利回りの考え方
・計算式
■預金も「複利」なら利回りを考えよう……P3


債券の利息は、「額面金額に対して○%」

まずは基本の確認を。

預金の利息は、「元本に対して何%」という形でつきます。利率2%の預金に100万円を預けると、年間2万円の利息がもらえます。一方、債券の利息は、「額面金額に対して何%」という形でつきます。利率2%の債券を、額面金額100万円分持っているなら、年間2万円の利息が受け取れます。(税金は考慮していません)。

どちらも同じに見えますね。しかし……。

同じ利率なら、債券のほうが預金より損な場合もある

注意が必要なのは、「債券の額面金額 ≠ 元本」ということです。額面金額100万円分の債券が、常に100万円で買えるとは限りません。その時の世の中の金利動向によって、98万円だったり、102万円だったりします。

そして、いくらで買ったとしても、利息はあくまでも額面金額に対して何%で計算されます。98万円で買っても102万円で買っても、利息は2万円です。債券のお得度合いは、利率だけでわからないのです。そこで、「利回り」という考え方が出てきます。

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やがら 純子

アナウンサー&FP。話せるFPとして、キャリアと知識をいかして活動中。

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