
皆さんの保険は大丈夫ですか?
今回は見落としがちで、よくあるケースの保険の落とし穴をご紹介します。
<Contents>1.「貯蓄」と「保障」が混在した保険の不透明さ
2.死亡保障と医療保障がセットになっている保険の弱点3.本人と配偶者などの家族の保障が一体となっている保険の弱点「貯蓄」と「保障」が混在した保険の不透明さ
保険には貯蓄機能と保障機能を兼ね備えたものが多々あります。
思い浮かぶのは【養老保険】【個人年金保険】【学資保険】【終身保険】です。

これらの保険は予定利率が高かったバブル期(1990年)前後ではお宝保険と呼ばれていました。
養老保険などでは予定利率が5~6%のものが多くありました。100万円の保険料を一時払いすると10年後の満期時には満期金として150~160万円になる計算です。現在の定期預金などは足元にもおよばない高水準の利回りでした。
その時までの、貯蓄性の保険で財産が大幅に増えるという記憶が脳裏に焼きついているため、満期を迎える都度、引き続き新たに養老保険に加入している方も多くいます。
今発売されている養老保険や学資保険の利回りはというと、支払総額を将来受けとる満期金で割り戻すと1年間あたりの利回りはほとんど1%を切っています。
月払いだと元本割れ(支払総額より満期金の方が少ない)するケースもあります。
皆さんの保険はどうでしょうか?
現在のような低金利時代では、貯蓄性をもった保険の利点は薄く、逆にそのデメリットが目立ちます。

例えば、支払っている保険料のうち、いくらが保障に充当されいくら貯蓄部分や積立部分に回っているか?今解約したら解約返戻金はいくらもらえるのか?実際の利回りはどのぐらいなのか?
また、予定利回り1%や1.5%などと保険のパンフレットなどに書かれているものもありますが、私達が支払った保険料をそれらの利回りで運用している訳ではありません。
支払った保険料からまず保険会社の事務費や保障に備える部分などを差し引いて、その残りが運用されていますが、支払った保険料のうち運用から外される事務費が何%あるのかもほとんど明示されていませんね。

このように「貯蓄」と「保障」が混在すると中身が不透明でよくわかりません。
実際に中身をよく分析してみると、驚くほどの低い利回りにビックリしてしまうこともしばしばあります。
私は「貯蓄」と「保障」は明確に分離することをおススメしています。
保障のための保険であれば、満期金や解約返戻金、健康祝金などのない掛捨タイプの保険料がとっても安いものを選びたいところです。
貯蓄が目的であれば、不透明な保険で運用せずに、すぐに必要なお金は預貯金で、5年以上つかわないお金は投資信託などの資産運用にと上手に振り分けることができれば、運用効率はグンと上がります。
こうやってシンプルな保障と、蓄えを分離すると分りやすく管理もしやすくなりますね。
死亡保障と医療保障がセットになっている保険の弱点 次のページへ