学費・教育費/教育資金の貯め方

学資保険を使った貯蓄は正解?

人生の三大支出の一つである、教育にかかるお金。教育費を学資保険で貯めようと考える人は多いでしょう。しかし、学資保険に入っておけば安心といえるのでしょうか?

平田 浩章

執筆者:平田 浩章

ファミリーのためのお金入門ガイド

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学資保険だけで教育費の準備は大丈夫?

病気が心配で、医療保険や生命保険に入って安心している人もいますが、保険では病気自体は予防できません。

同じように、将来の教育費の備えが心配で、学資保険に加入することで安心する人がいますが、学資保険だけで教育費の準備は本当に大丈夫でしょうか?

【Contents】
■学資保険の代表選手<かんぽの学資保険>(1ページ目)
■学資保険は本当におトク?(2ページ目)
■生命保険会社の学資保険も頑張っています(3ページ目)
■学資保険だけで教育費を準備していれば万全?(4ページ目)
■奨学金制度の活用も効果的(5ページ目)

学資保険の代表選手<かんぽの学資保険>

ファイナンシャル・プランナーとして、家計の状況を分析する中で保険のチェックをすると、子どもの教育費の積立に学資保険がよく活用されています。

子どもの将来のためにも、しっかりおさえておきたい学資保険の基本

子どもの将来のためにも、しっかりおさえておきたい学資保険の基本



身近なものでは、郵便局などでチラシなどを見かけるかんぽ生命の学資保険などがあります。保険内容も様々なタイプのものがあります。

  • 基本は、大学入学時の教育費を積み立てるために18歳で満期金を受けとれるもの(15歳満期タイプや22歳満期タイプもあります)
  • 積立途中の12歳・15歳の進学の時点で、保険金の10%程度の生存給付金を受けとれるもの
  • 契約者である親に万が一のことがあった場合に、子どもが満期までの間、育英年金を受けとれるもの
……などです。また、様々な特約も用意されています。代表的なのは、病気やケガの際の入院や手術に対して保険金を受けとれるものや、介護状態になった場合に給付を得られるものなどです。

また、契約者である親に万が一のことがあった場合に、その後の保険料が免除されるのも魅力の一つです。

さて、いろいろなタイプや特約などもありましたが、本来の目的である教育費の準備の積立という観点から、気になる保険料と満期金の関係を見てみましょう。

学資保険は本当におトク?詳しくは次ページ>>
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