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マンション投資のリスク(収入編)

マンション投資をする際に、できれば避けたい収入減や支出増。それがあまりに想定の範囲を超えていると、立ち直れないことも。今回は、マンション投資における収入減の要因とそれを防ぐための対策を検証します。

久谷 真理子

執筆者:久谷 真理子

住宅購入のお金入門ガイド

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マンション投資に、多くの人が期待することは、コンスタントに賃料が入ってきて、収益が上がること。裏を返せば、「マンション投資に失敗した、うまくいっていない」と思うのは、「思ったように賃料が入ってこない、収益が上がらない」場合が多いようです。収支のバランスはなぜ崩れてしまうのでしょうか? 今回は、マンション投資における収入減の要因とそれを防ぐための対策を検証します。

投資用マンションからの収入が期待したとおりに入ってこない要因には、「空室期間の発生」「賃料の下落」「賃料の滞納」などが考えられます。

【記事のインデックス】
空室期間発生のリスク……1P目
賃料下落のリスク……2P目
賃料滞納のリスク……2P目

空室期間発生のリスク

空室期間が、収支のバランスに与える影響は非常に大きい
空室期間が、収支のバランスに与える影響は非常に大きい
貸している部屋が空いてしまうと、当然収入はゼロ。それどころか現実には管理費などの経費がかかっている分、マイナスになってしまいます。ローンを利用している場合は、更に負担が増します。空室期間が、収支のバランスに与える影響は非常に大きいといえるでしょう。

「現在の入居者が部屋を出ることが分かり次第、すみやかに新しい入居者を確保すること」。これができればいたずらに空室期間を作らなくても済みます。

家探しをする人の多くが、その条件として「賃料に最大のポイントをおく」といいます。そのため「賃料の見直しで競争力をつける」「礼金や更新料を見直して競争力をつける」こともひとつの方法です。賃料を多少下げて空室が埋まるのであれば、結果として収入が多くなるということは十分にあり得るでしょう。

また、入居者を探してくれる不動産業者を優遇する手段も考えられます。不動産業者と懇意になるのはもちろんのこと、賃貸管理を任せているのならその手数料や広告費などで、他のオーナーとの差別化をはかることにより、優先的に入居者を見つけてくれる事実があるのも確かです。他に、空室保証などの利用も検討してみましょう。

まだまだ収入減の要因はある? 次ページで見てみよう!
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