アパート建築で売却価格が下落
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| アパート計画の段階からしっかり考えよう |
話し合いをしたところ、姉は「アパートの中途半端な持分を相続したところでちっともうれしくない。賃料の分配からコストの負担まで、今後のことを考えると面倒。この際、アパートを処分してお金で分けて欲しい」と希望。それを聞いたFさんはビックリ!
確かに、お互いにそこそこの年齢になっている今、ただでさえ煩わしそうなアパート経営に加え、「分配方法」「先々の相続」のことまで考えると、姉の言うことに分があるような気もします。そこで、よくよく話し合った結果、アパートは売却するという方針で一致。売却を半ば決意して、査定に出したのですが…。
「アパートを売却した場合は、1億円ほどでしょう」という答えが返ってきたのです。Fさんはビックリしてしまいました。なぜ? 敷地だけでも、どう見積もっても1億2千万で売れるハズ。5千万円かけて建てたアパートだってせいぜい築7年です。最大限譲歩して、建物の価格がゼロだとしても、土地の価格より安くしか売れないってどういうことでしょう? これは、投資モノが「利回りから価格が決まる」ため。資産価値の高い住宅街にアパートを建てる場合は特に注意したほうがいいでしょう。
いったんは「売却して分配」という結論に至ったものの…Fさんは現在も悩み中です。こうなってしまう可能性があるから、アパートを建築する際は、「どう引き継ぐか?」をしっかり考えておく必要があるのです。アパートを建てることによって相続税の負担が軽くなったとしても、このような結果になってしまってはその努力も水の泡になってしまいます。
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