知っておきたい、住宅購入のお金最新事情

更新日:2008年03月27日

公示地価公表・地価は上昇しているのか?

景気回復が続く中、オフィスやマンションなどの需要増やファンド主導の不動産投資の影響によって、地価に上昇傾向が見られます。しかし、昨年後半以降その上昇基調にかげりが見え始めたとか。今年の公示地価は?

住宅地・商業地の変動率を見てみよう

地価の上昇はこのまま続く?
  地価の上昇はこのまま続く?
下記の表は、2008年1月1日時点の住宅地と商業地の地価の変動率を示したものです。

公示価格年別変動率(住宅地、商業地 単位:%)
用途 圏域 2006年 2007年 2008年
住宅地 全国平均 △2.7 0.1 1.3
3大都市圏平均 △1.2 2.8 4.3
地方都市 △4.2 △2.7 △1.8
商業地 全国平均 △2.7 2.3 3.8
3大都市圏平均 1.0 8.9 10.4
地方都市 △5.5 △2.8 △1.4
【国土交通省HPより】

2008年の全国平均は、住宅地が1.3パーセントの上昇でこれは2年連続の上昇。商業地に関しては。3.8パーセントの上昇で、こちらも上昇幅が拡大しながらの2年連続上昇となっています。

3大都市圏に目を向けると、その上昇率は、住宅地で4.3パーセント、商業地にいたっては10.4パーセントにも及び、こちらは3年連続の上昇となっています。都心部においては、ブランド力のある地域などで年間30%を超える上昇を示す地点が見られたといいます。

但し、地方平均をみると、断続的なマイナス傾向が続いています。しかし、下落幅は縮小。……ということは、2009年の公示地価は地方平均もプラスに転じるかもしれない!と推測することもできるでしょう。地価の上昇傾向はこのまま続くのでしょうか?

見え始めたかげり

景気回復が続く中、オフィスやマンションなどの需要が増したこと、またファンド主導の不動産投資の影響によって、地価に上昇傾向が見られることは事実。しかし、昨年後半以降は、サブプライム問題や改正建築基準法の影響などで、その上昇にかげりが見え始めたといいます。事実、東京23区に目を向けると、港区、渋谷区、中央区などにおいては、地価の上昇こそ続いているものの、その上昇率が低下傾向にあることがわかるでしょう。

対前年変動率(単位:%)
用途 2007年 2008年
住宅地 港区 27.2 16.8
渋谷区 24.8 13.4
中央区 20.9 17.0
商業地 港区 23.2 22.1
渋谷区 29.3 21.1
中央区 20.9 19.2
【国土交通省HPより】

価格の上がりすぎた場所では、なかなか買い手が現われない状況になってきており、「土地を仕入れたものの、転売ができずに苦労している」という不動産業者さんの話も耳にします。

国土交通省も「地価動向の先行きについては、景気・金利動向、需給バランスの動向、内外投資家の動向の影響などに留意すべきである」といった言葉で、平成20年地価公示に基づく地価動向について(概括)締めくくっています。今後の地価の動向、また住宅価格の動向から目が離せない状況です。

【関連リンク】
REIT投資 3つの魅力はこれだ!(All About 不動産投資・REIT入門)
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この記事の担当ガイド

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久谷 真理子

相続・不動産のコンサルティングから実行まで幅広くサポート。執筆やセミナーなど多数。

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