自動車ローン・マイカーローン・オートローンの活用法

更新日:2007年05月14日

トヨタも本腰! 残価設定ローンの○と×

自動車ローンの新しい形態“残価設定ローン”。最近は注目され、業界最大手のトヨタも、より力を注いでいくようです。このローン、私たちにとって良いもの?それとも不利なもの?気をつけたいことをまとめました。

気をつけよう!こんなこと。“×”部分!

トヨタも本腰! 残価設定ローンの○と×
でも、ヤッパリ気をつけなくてはいけないこともある。デメリットも。自分には利用してメリットがあるか検討しよう。
月々の支払いが低く抑えられる残価設定ローンですが、利用するに当たってはいろいろと条件もあります。まず、ディーラー系の残価設定ローンだと対象車種が限定されていることが多く、検討している車が当てはまらないと利用すら出来ません。ある自動車メーカー系の残価設定ローンでは、車を買ったお店でないと買い替えや返却を受け付けてくれないという条件もあるようですから、転勤がある方は利用しにくいでしょう。

そのほか、ドレスアップをしていたりすると、返却時はノーマルに戻さないとならなかったり、残価が固定されていない場合は、買った時は人気車でも流行の変化で不人気車になっていたり、車の傷の具合や事故歴・修復歴があったり、規定の走行距離をオーバーしてしまうと、設定された残価との差額を支払わなければならないなんていうことも考えられます。

また、最初から自分で買い取ることを考えている場合、必ずしも得するとはいえないケースも出てきます。例えば車両価格200万円の車をオプションや諸費用を含む、総額250万円で契約するとします。全額ローンで5年間均等払いの60回(実質年率5.8%)という状況。毎月の支払額は48,000円(初回調整分を除く)となり、総支払額は288万5989円となります。これを5年後の残価を車両本体価格の30%と設定して、5年間均等払いの60回(実質年率5.0%)の残価設定ローンを組んだ場合、毎月の支払額は38,800円と大きく下がりますが、総支払額は289万7035円と僅かな差ですが、通常ローンを上回ってしまいます。

やっぱり比較が大事

残価設定ローンは10年ほど前からあったもので、「据置払い」として利用されていたものでしたが、工夫が凝らされ、今では多くの会社が取り扱っています。仕組みや金利などの細かな条件は各会社で違いますが、毎月の支払い額が低くなるのは間違いないようです。

しかし、3年もしくは5年後に車を返すことが基本になっていること、事故や車の状態により残価が下がり損失が出てしまうこと、もしくは総支払額で比較するとローンよりも高上がりになるケースなど、残価設定ローンには注意が必要な点もあります。広く利用されるようになるまでには、もう少し時間がかかるでしょう。その間に自分の車の乗り方を含めて、じっくり検討して利用すべきかどうか見極めることが大切です。



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