逆指値取引例1:下落したから売り
まずは、「指定の価格まで下落したら売り」の取引から考えていきます。これは、価格が下落した場合の損切り(ロスカット)、つまり売りの取引になります。
なぜ売りなのかと言うと、これまでボックス圏で推移していたのに、下値支持線である安値を割れて下放れした時に売りと注文するからです。通常の指値の売り注文であれば、高くなったら売り注文となります。しかし、安値を割れたら、下落したから売りとなる点が逆指値なのです。
安値100円と高値200円の間でのもみ合いが続いている場合、株価が安値100円を下回ったら下落トレンド入りが確認されます。売りシグナルとなり、100円以下になったら売り注文。
価格は一般的に、上昇にはかなりの時間とエネルギーを要しますが、下落の時のスピードと下落幅も短期間かつ大きくなりがちです。ですから、売りの局面では早々に売る方が良く、素早い損切りが損失の拡大を防ぐ方法なのです。
逆指値の取引例2:上昇したから買い
二つ目は、「指定の価格まで上昇したら買い」の取引から考えていきます。これは、上昇トレンドをフォローした買いでの取引になります。
なぜ上昇トレンドのフォローかと言うと、これまでボックス圏で推移していた価格が上値抵抗線である高値を超えて上放れした時に、その高値を超えたら買いと注文するからです。通常の指値の買い注文であれば、安くなったら買い注文となります。しかし、高値を超えたら、上昇したから買いとなる点が逆指値なのです。
安値100円と高値200円の間でのもみ合いが続いている場合、株価が高値200円を上回ったら上昇トレンド入りが確認されます。買いシグナルとなり、200円以上になったら買い注文。
高値超えは上昇トレンドのシグナルの一つですから、待っている投資家も多く、シグナルの発生とともに出来高が膨らみ、一瞬で上昇という場合が多くなります。勢いに乗るためには、確実に約定するために成行で注文した方がよいかもしれません。
ただし、逆指値を活用するためには、価格の動きを理解するためにチャートを分析しなければなりませんので、慣れるまでは大変かもしれません。しかし、注文さえ入れておけば後は自動的に取引が行われますので、取引に時間が割けない人でも、思い通りに投資をすることが可能となります。
投資に絶対儲かるということはありません。不測の事態に備え、リスク管理の一つとして自動売買を普段から取り入れていくことをお勧めします。