デジタルカメラの基礎知識

更新日:2011年04月30日

コンパクトデジカメの基本

35mm換算とは?イメージセンサーとは? コンパクトデジカメのスペックとしてカタログに記されているさまざまな項目をざっと解説してみました。選び方を読みながら、わからない用語があったら簡単なリファレンスとして読んでみてください。

コンパクトデジカメ基本のキ

コンパクトデジカメのスペックとしてカタログに記されているさまざまな項目をざっと解説してみました。選び方を読みながら、わからない用語があったら簡単なリファレンスとして読んでみてください。


画素数

2011年現在、コンパクトデジカメの画素数は高級機で1400万画素、ローエンド機でも800万画素ていどとなっています。原則的には画素数が増えれば増えるほど解像度が高くなるのですが、もはや一般的な使用用途ではローエンドでも充分な解像度となっています。両者をA3ノビで印刷して見比べれば違いは分かる――というていどの差となっています。


イメージセンサ

イメージセンサはデジカメの心臓部とも言える

イメージセンサはデジカメの心臓部とも言える

CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサといった撮像素子のこと。CCDは色の再現性に優れ、CMOSは転送速度と省電力性に優れています。裏面照射型CMOSイメージセンサはさらに高感度機能に優れているという特性を持っています。フルHDなど高解像度の動画を撮影する際には、高速転送が必要となるためにCMOSが用いられることが多くなります。

また、省電力であるということは発熱が低いということにもつながり、大判の撮像素子が必要とされるデジタル一眼レフではCMOSが多く用いられています。かつてはCMOSイメージセンサーはコンパクトデジカメには搭載されていませんでしたが、裏面照射型のCMOSイメージセンサが実用化されてからは多くの機種で搭載されるようになりました。


手ぶれ補正機構

手ぶれを補正するための機構のこと。あくまでも補正であって、なくすことはできません。通常であれば手ぶれが生じるワイド端で1/8秒程度のシャッター速度になっても、多くの場合で手ぶれなしの撮影ができるようになります。

原理としては手ぶれとは反対の方向にレンズや撮像素子を動かすことで、手ぶれを打ち消すというもの。このように可動部品が増えるため、消費電力が増えるというデメリットもあります。その効果は○段相当という形で表現され、○に入る数字が大きければ大きいほど手ぶれ補正の効果が大きくなります。


光学ファインダー

昨今のコンパクトデジカメでは多くの機種で搭載を見送られていますが、高級機を中心に搭載されています。光学ファインダーを覗き込む形で撮影すると安定したフォームとなり、手ぶれが軽減される効果があります。そのため、光学ファインダーでの撮影を好むユーザーも少なくありません。

ただし、コンパクトデジカメでは光学ファインダーを用いるとどうしてもパララックスという誤差が生じてしまうという欠点もあります。


35ミリ換算焦点距離

デジタルカメラに搭載されているイメージセンサーにはさまざまなサイズのものが存在します。このサイズによってレンズの焦点距離も変わってきてしまうのですが、一般的な(もしくはかつて一般的だった)35ミリフイルムで撮影する場合の数字に換算することで分かりやすくレンズの表示をしています。

35ミリ換算で28mmよりも小さい数字を持っているレンズは一般的にワイドレンズと呼ばれ、より広い範囲を写すことができます。35ミリ換算で80mmを超えるものは望遠レンズと呼ばれ、この数字が大きければ大きいほど被写体を大きく写すことができるというように考えます。


ズーム倍率

ズームレンズにおいて、もっともワイドに撮れる焦点距離の数字で、望遠側の最大の数字を割った数字がズーム倍率。28-300mmであれば、300÷28で導き出される『10.7倍』がズーム倍率となります。ワイド端がどの程度の数字かにもよりますが、ズーム倍率が大きければ大きいほど被写体を大きく撮影できます。

前述の28-300mmのレンズであれば、ワイド端の数字を用いて「28mmスタートの10.7倍ズームレンズを搭載」というように記述されます。一般に10倍を超えると「高倍率ズーム」と呼ばれることが多いです。


顔認識機能

複数の人々の顔を認識することもできるようになってきている

複数の人々の顔を認識することもできるようになってきている

デジタルカメラが人間の顔を認識して、ピントや露出を自動的に合わせる機能のこと。

かつてはピントを合わせるだけの機能しかなかったが、現在では優先して認識させたい家族の顔を記憶させたり、笑顔を見せたときにシャッターが下りるようにできるなど、応用が進んでいます。


メモリーカード

機種によって、使えるカードとそうでないものがあるので要注意だ

機種によって、使えるカードとそうでないものがあるので要注意だ

コンパクトデジカメにおいて、デファクトスタンダードとなっているのはSD/SDHC/SDXCカード。かつてはさまざまな種類のメモリーカードが存在しましたが、現在ではほとんどのコンパクトデジカメでSD/SDHC/SDXCカードが採用されています。

SDカードは2GBまで、SDHCカードは32GBまで、SDXCは2TBまでの容量となっています。SDHCカードを使えるデジタルカメラではSDカードを使用できるが、SDカードしか使えないデジタルカメラはSDHCカードを使用できません。

SDXCを使える機種はSDHC/SDカードを使用できますが、SDHCカードとSDカードしか使えないデジタルカメラはSDXCカードを使用できません。

SDXCカードは2009年、SDHCカードは2006年の初頭に制定された規格なので、2005年よりも前に発売されたデジタルカメラのほとんどがSDカードのみの対応となっています。古い機種で大容量カードを使う際には注意が必要です。


CIPA準拠撮影可能枚数

CIPAというデジタルカメラの数値標準化団体の標準テストによって計測された、バッテリーでどれだけ撮影できるかという数字。この数字が250枚以上であれば、少なくとも1日は安心して撮影することができると考えていいでしょう。


内蔵メモリ

メモリーカード以外に、デジタルカメラ本体に搭載されたフラッシュメモリのこと。かつてはフラッシュメモリは高価なものであったために、内蔵メモリは一部のメーカーのみが採用していましたが、2011年現在ではキヤノン以外のすべてのメーカーで採用されています。搭載されている内蔵メモリの容量は多くは数十MBなので、あくまでも非常用です。

ただ、機種によっては数GBの大容量メモリーを搭載しているものもあり、万が一メモリーカードを入れ忘れてしまっても安心して撮影ができるようになっています。


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写真

清水 博之

カメラとの付き合いは20年以上。銀塩カメラから始まり、デジタルカメラまで、幅広い知識を持つ。ライター…

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住まいには、人の個性がよく現れるもの。同じ空間をどのように使うかで、雰囲気も、快適さも大きく変わってくる。ここでは、「建築家と家を建てる」ガイド の川畑博哉氏が厳選した10軒を紹介し、建築家それぞれのこだわりのポイントを紹介しよう。建築のプロたちが考え出した、マネしたくなるアイデアが満載! さぁ、いますぐチェック!

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