生命保険/生命保険とは:主な種類と特徴

「主契約」と「特約」で構成されている!

生命保険は構成している部分ごとに分けてみると理解しやすくなります。「主契約」と「特約」との組み合わせで成り立っていることをまず理解しましょう。

執筆者:海野 千絵

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主契約が「根と幹」、特約が「枝と葉」。根幹が枯れたら枝葉も枯れる。つまり、特約だけでは存在しない。

私が就職して半年後に加入した生命保険の保険証券を引っ張り出してきました。見てみると、「終身保険」と記載されています。その横には、小さい字で「傷害特約」「災害入院特約」「疾病特約」と書かれています。いったいそれはどういう意味なのでしょうか?

メインとオプション

ひとつの生命保険に加入すると、その保険から、入院した場合は入院給付金が、死亡した場合は死亡保険金が支払われたりします。ひとつの保険であるのに複数の保障が備わっています。その中のどれかひとつがメインの保障であり、その他はオプションで付加された保障です。オプションを付けることにより、保障内容を拡充させています。

このメインになる保障を「主契約」、オプションで付ける保障を「特約」と呼んでいます。生命保険は、「主契約」と「特約」の組み合わせから成り立っています。しかし、主契約のみで契約することはできますが、特約のみで契約することはできません。

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主契約には複数の特約を付加することができます。

私の生命保険で考えてみると、主契約が「終身保険」で、特約が「傷害特約」「災害入院特約」「疾病特約」の3つになります。私が死亡したときに加え、不慮の事故で入院したとき、ケガや病気で入院したときなどに保険金や給付金が支払われるように保障が拡充されています。加入した頃は、生命保険のことなどさっぱりわからなかったので、自分で賢く付けたとは思えませんねえ。きっと保険外交員のおばさんと相談しながら決めたのでしょう。でも、保障を拡充していたおかげで、急性胃腸炎で2週間入院した時は、しっかり入院給付金を受け取ることができ、とても助かりました。

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