これから入る生命保険関連情報

更新日:2007年03月27日

保険に入れない体ってどんなカラダ?

編集部 マネー 写真

保険に入れない体ってどんな状態なんでしょう?自分では問題ない!と思っていても、保険加入時にはチェックされることも!保険の入れない健康状態について確認しておきましょう。

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頭痛は心の病気からかも?

■高血圧で降圧剤を飲んでいたら?
高血圧は他の病気も誘発しますから、降圧剤などの薬を飲んで、血圧を下げ、コントロールします。薬を服用するということは、病気の治療であり、病気の治療中には原則的に保険に加入することはできないのですが、高血圧の薬を飲み続けている場合には、保険に入れる例が多くあります。

何もしなければ危険な健康状態ですが、薬を飲んで血圧コントロールし続けている人は、何もしていない人よりむしろ健康に気をつけている、と判断されるようです。

若い人で高血圧を指摘され、薬を飲み始めたばかりという場合には、保険加入を断られたり、条件付の契約になったりすることも多いのですが、ある程度以上の年齢で、長年にわたって薬を飲み続けているような場合では、むしろ、特に条件が付くこともなく、保険に入れることが多々あります。条件付の契約では、保険料割り増しになったり、死亡保険金が削減されたりします。

■眼圧が高くて点眼薬をさしていたら?
パソコンを使う仕事が多くなり、目を酷使することが多くなった現代人。あまりに目が疲れてしまうと、なんらかの異常も出てきます。

眼圧が高くなり視神経が損傷し、視野狭窄(一度喪失した視野は二度と回復することがなく、最終的には失明)をきたすのが緑内障です。または眼圧は正常であるにもかかわらず、視神経が損傷し、視野に欠損がみられる正常眼圧緑内障の発症例も多いようです。いずれも点眼薬を継続使用する程度で、症状の進行を止めることが多いのですが、目薬をさすという行為が、投薬治療であるという認識がなく、告知洩れをするケースが多く見られます。

投薬治療していれば告知の必要がありますし、基本的に、治療中の保険加入はできませんが、高血圧の投薬治療と同様に、投薬治療中でも加入できることもあります。ただし、少なくとも眼球についての部位不担保など、条件付の契約になる場合が多いでしょう。通常、死亡保険において、両眼失明の場合は、高度障害保険金が支払われますが、この場合、失明の場合でも、保険金を払わない条件が付いたり、保険料割り増しになったりなど、やはり条件付の契約になる可能性が高いと思います。もちろん、加入が断られる場合もあります。

■心の病気だったら?
現代人には、さまざまな心の病を発症する人が多くなっており、心療内科などに通うことは特別なことではありません。身体的な異常を指摘されていないと、「健康状態は問題なし」と告知してしまう人もいますが、生命保険加入に際しては、心の病も告知義務(どの保険会社も「精神・神経系の病気」として告知を求めています)があります。また、保険加入については、死亡保険・医療保険だけでなく、ガン保険についても非常に難しくなります。

心療内科で通院治療したことがあったり、医師から処方された薬を服用しての治療歴があると、完治してからも相当の年数が経ってからでないと、保険加入については、とても難しいでしょう(ごく一部の保険会社で、ガン保険に限り加入できる場合があります)。あらゆる病気の中で、平均入院日数が特に長くなるのが精神・神経系の病気ということもあって、軽度の病であっても既往症があると、医療保険などはまず入れません。

なお、医師の処方薬ではなく、市販の睡眠導入薬などの服用については、市販の薬の服用についての告知義務がない保険会社がほとんどですから、申し込みに際しては特に問題はないと思われます。

■頭痛で通院したら?
頭痛でも市販薬を使わずに、病院で診察を受けて薬を処方してもらう人がいます。しかし、保険加入の際には要注意となります。1回や2回ならともかく、頭痛薬をもらうための通院回数が多いと、保険加入を断られることがあります。頭痛を引き起こす原因が特定されていれば、それを取り除く治療をして完治すればよいのですが、原因が特定できない頭痛だと、保険引き受けの査定では「何か悪い病気が隠れている可能性が高い」と判断されてしまいます。

「うつ」などの症状の一つにも「頭痛」があるため、精神・神経系の病気の可能性も否定できないとされ、保険加入を断られることがあっても不思議ではありません。

同様に、原因が特定できない腰痛などでも、同じように判断されてしまう場合があります。椎間板ヘルニアなど、原因が明確に分かっていれば(治療が終了し完治していることが前提で)部位不担保などの条件付で加入できる可能性がありますが、肝臓などの内臓の病気が、背中や腰の痛みとして表れることがあるため、原因不明の腰痛の場合は、保険加入を断られる可能性があります。

■TATOOがあったら?
まず、暴力団関係者が生命保険に入ることはできません。しかし、最近では若い人が「ファッション・タトゥー」を入れていることがあります。面積の大小に関わらず、刺青がある人は、原則的に生命保険に入れません。

日本では、刺青に対してマイナスイメージがありますが、それよりも、刺青を入れている人の肝炎発症率が高いため、医的リスクが高いと見られて、加入を断られるようです。

ただし、ファッション・タトゥーを入れていて、かつ、公務員やサラリーマンなどの職業であれば、血液検査など通常より厳しい特別診査をして、それをクリアすることで加入を認める保険会社もあるようです。

いろいろと判断しにくいものを中心にあげてきましたが、私たちの感覚でいうところの「健康な体」とは少し違うことが分かっていただけたでしょうか?場合によっては、無意識のうちに「告知義務違反」を犯してしまうこともありますので、告知書で聞かれていることに注意しなければいけません。

なお、ここでは一般的な生命保険の加入について述べています。ここで「保険に入れない」としてあるものでも、健康状態を問わずに入れる「無選択型保険」なら入れる場合(年齢制限がある)もあります。

また、転職することが珍しいことではなくなった現在、就いた職業が将来、保険加入が制限される職業に変わる可能性もあります(生命保険に入れない職業や、保険金額・入院日額が制限される職業があります)。いろいろなことを含めて考えると、保険を検討するのは、「保険に入れる体」である今、もしくは早いうちであることは間違いないようですね。

【関連サイト】
BMI判定
BMIってなんだろう?
日経マネー「保険に入れない体、とあきらめるなかれ!」

(執筆者:海野 千絵)

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