生命保険/生命保険アーカイブ

【生命保険の基礎シリーズ】 生命保険の「逆ざや」ってナニ?

10年くらい前までの、私たちに有利な貯蓄性の高い終身保険や養老保険、そして個人年金は逆ざや商品といわれているんです。本当は、保険会社も保険料を値上げしたいだろうなあと思いますよ。

執筆者:陣内 恭子

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生命保険の保険料の仕組み
 生命保険の基礎2回目は、【逆ざや】です。

保険会社が抱える逆ざやはなぜ起こる?
 銀行などの金融機関の抱える問題と生命保険会社の抱える問題は違っています。
 生活者から集めた預貯金は、長くても10年程度の預け入れ期間。当初約束していた満期時の利息を払えば、契約は終了します。新たに集める預貯金も、その時期に見合う利息設定が可能です。

 保険会社が契約する保険は少し違っています。まず、保険の種類や保険期間がいろいろ。その中に、予定利率に影響される部分の多い、貯蓄性のある種類で、かつ保険期間が20年、30年、または終身というような長い期間、事前に保険料の割り引きを決めてしまっている商品があります。

次のページでは具体的な事例をもとに解説します
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