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ライフプランに一般論はない! 生命保険不要論

自分の人生設計に他人の一般的データを持ち込むのはやめましょう。内容が分からないものに毎月保険料を払っていて本当にいいのでしょうか?

長島 良介

執筆者:長島 良介

生命保険ガイド

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本当に遺族に生命保険が必要か??

様々なシーンにおいて生命保険の見直し相談事例を拝見していると、生命保険は「加入しなくてはいけないもの」という前提で見直しが進められていることが分かります。しかし、遺族にとって本当に生命保険は必要なのでしょうか?生命保険が「ただ(無料)」であれば必要と言ってよいでしょう。しかし生命保険は人生で2番目に高い買い物といわれる商品です。その必要性について今一度考えてみてからでも遅くはないはずです。

人生に一般論は不要です

人の一生においては、一般論で括れることは何もありません。一般的な家庭の教育費は?や、生活費は?住まいにはどれくらい掛かるのか?何歳になると死ぬの?といった、平均値、一般論は人それぞれの人生や家族構成、歴史から考えても現実的に全く無意味であることが分かります。

人生は人それぞれ

人生は100人いれば100通りの人生となります。もちろん限りなく平均値に近い数値の家庭もあるかも知れません。しかし、それは、単に結果にすぎません。わざわざ将来の自分のライフプランを作るにあたり、その数値をあわせること自体おかしなことだと思いませんか。

理解を助けるための一般論?

とはいえ私も、保険のコンサルティングでクライアントに理解を促すために一般論を語っています。

なぜかといえば、人が未知の色々なことを理解するには「一般的な」「平均的な」といった「物差し」や他人の事例があるとより「理解」し易いからです。

あくまで理解の助けとして必要だからです。具体的な例を提示しないと人はなかなか、状況を理解できない。しかしこれも実はどうかと思うところもあります。他人の事例を聞いて理解したとしても、自分にとって、当てはまるわけではないのですから。

平均的家庭は生命保険に入っている

日本の総世帯数の9割が生命保険に加入しています。

この9割の方々は単純に保険が必要だと思って加入したのでしょうか?

残念ながら加入者の大半は「外交員に勧められるがまま」「みんな入っているからなんとなく」「知人に勧められて断れなくて」という理由が殆どであることは良く知られるところです。

生命保険加入の動機は不純

目的意識という言葉があります。生命保険の加入状況はこの言葉とは程遠い状態です。このような状態とはいえ、やはり大勢の人はなんとなく生命保険を必要としている。生命保険加入が当たり前と言う感覚なのでしょう。明確な目的がない、果たして生命保険は本当に必要とされているのでしょうか?

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