これから入る生命保険関連情報

更新日:2007年11月29日

読むだけでわかる保険見直し(1)

10年前。わけもわからず加入した保険に更新の時期がきたAさん。自分があまりにも保険に無関心だったことに危機感を覚えたAさんの保険見直しのお話です。

家族の生活にかかるお金はいくらか?

「そうですか、20万円あればOKですね。それではちょっと簡単な計算をしてみましょう。これから先将来にわたって必要な金額がわかります。

もし、Aさんに万一のことが起こってしまったとします。Aさん亡き後の生活にかかるお金が月々20万円と言うことは12ヶ月を掛けて1年で240万円、奥さんが80歳まで元気に過ごしたとしたら、かなり大雑把な計算ですが、240万円×47年間、合計で1億1千180万円が必要ということがわかります。

ただし、この金額は物価の変動を考慮していません。インフレになった場合はもっとお金がかかりますし、デフレが進めばこの金額は少なくてすみます。ただ、未来の話をしていますので物価に関して考えをめぐらせても必要なお金が見えてこなくなってしまいますので、まずは物価については大きな変動がないという前提で考えます」

「たしかに、ずいぶんかかるんですね・・・・」

「お子さんが結婚等で独立した後、奥さんお一人で20万円は少々余裕があるかも知れません。

しかし、老後は余裕を持っていたほうが何かと安全かと考えます。孫におもちゃを買ってあげたり、海外旅行に出かけたり。現在考えている20年後より実にいろいろと楽しいことが増えている可能性は高いでしょう。そのためには当然、お金も必要ですね。いかがですか?」

「そうですね、父をみていても、思いますが、お金が無いという老後は厳しいですね。老後に自由になるお金が少ないとつらいです。子供には迷惑掛けたくないですからね、でも1億以上かかるなんて・・・20万円でお願いします」と奥さん。Aさんは黙って聞いています。

「そうですね。ご主人が亡くなると、家族3人の生活費だけで1億以上のお金を使うことがわかったと思います。

さて、毎月20万円を使うためにはどこから収入が無くてはいけません、この収入をどこから調達してくるかが、問題なんですね」

「どこから?ですか」とAさん。

「そうです。このお金を全て保険に頼ろうとすると、保険料のことを考えただけでも目が回ってしまいそうですね。大事なのは、保険にいくら入るのか?ではなく、どうやったてこれらのお金を調達するかがポイントになります。」

「はあ、でも僕も妻も、親には迷惑は掛けたくないと考えています。」Aさんがいいました。

「そうなんです。うちの実家はあまり裕福とはいえないし、家も狭いので、親は当てにできません」

「そうですか、でも慌てないで下さい。まだお話はこれからですよ」

いかがでしたでしょうか。
今回は、保険の目的について、まったく考えずに「いい保険、お得な保険探し」に終始していたAさんに、過去や現状を振り返っていただき、一旦「保険商品選び」から離れて、自分にとって本当に保険が必要なのか、いくら必要なのかを簡単に考えて頂きました。ここまでの計算であれば、読者の皆さんにも簡単にできると思います。ぜひトライしてみてください。

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長島 良介

生命保険コンサルタント。10年以上にわたり、企業から個人まで生命保険の幅広い相談実務、保険設計を経験…

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