貯蓄/貯蓄する基本の方法

どこにも出ていない!疑問が解けるペイオフ対策 ペイオフ対策名義分散の秘訣

ペイオフ対策で勘違いが多いようです。親御さんの預金を子供に貸せばペイオフ対策としては良いが、贈与になるという記事や報道が多いようです。相続・贈与の専門家からのアドバイスです。

執筆者:天野 隆

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最近「ペイオフ対策」という言葉が世間を賑わせているのは皆さんご周知のことと思います。ここでは「ペイオフ対策と相続・贈与」ということについて、よく受けるご質問内容をお話していこうと思います。

Q1.最近よく耳にする「ペイオフ解禁」とは何ですか?

A1.「ペイオフ解禁」とは、例えば皆さんがあるA銀行に3000万円の預金があったとします。今まではこの3000万円に対して万が一A銀行が破綻すると国が保障してくれていました。それを1000万円とその利息までは預金保険機構が保障し、それ以上は誰も保障しなくなるという制度です。
すなわち、3000万円の預金をお持ちでも、その金融機関が破綻した場合1000万円しか戻ってこないと言うことになります。

Q2.「ペイオフ対策」としてどんな方法が考えられますか?

A2.対策として大きく分けて5つあります。
(1) 金融商品を分けて預ける
(2) 金融機関を分けて預ける
(3) 預金名義を分けて預ける
(4) つぶれない金融機関を見抜き、そこに大きく預ける
(5) 自分で保有する

この対策の中で、相続・贈与に深く関係があるのは(3)の預金名義を分けて預けるというものです。また、この件に関しまして皆さんとてもご興味がお有りのようで、たくさんのご質問を頂戴しております。そこでその中でも特にたくさん頂いたご質問の内容をお話していこうと思います。
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