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2人目の子育て費用は1人目の8割?

平成17年度「国民生活白書」の試算では、2人目は1人目の8割で済むということです。

豊田 眞弓

執筆者:豊田 眞弓

教育費 ・ 奨学金ガイド

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2人目は1人目の8割

子供が増えると、家族の楽しみも増えます!
子供をもう1人もとうかどうか考え始めた時、やはりよぎるのは、「子供費が2倍」という重みではないでしょうか? でも実は、2人目、3人目って、それほどかからないのをごぞんじでしょうか。

それは他のデータでも示されていましたが、平成17年度の「国民生活白書」でも、そのことが試算されています。

数字で言うなら、2人目にかかる費用は「1人目の8割」だそうです! 子供は2人でも、2倍にはならないのです。

国民生活白書の試算法

国民生活白書では、2人目の場合なら、「子どもを2人持つ世帯の子育て費用」から「子どもを1人持つ世帯の子育て費用」を引いて、22年分を足したものを「2人目の子育て費用」として推計しています。

その結果は……
1人目の子を育てる費用 1302万円
2人目の子を育てる費用 1052万円(1人目の80.8%)
3人目の子を育てる費用  769万円(1人目の59.1%)



2人目は1人目の8割程度になっています。具体的な内訳を見ると(図参照)、2人目の基本的経費は1人目の80.0%、教育費は83.6%、住宅関係費は63.0%となっています。

また、3人目の子供費は、1人目の6割弱で済む計算です。データから見ると、子どもの人数の増加に伴い、子どもにかかる費用は逓減していくことになるようです。

白書によると、2人目、3人目の子育て費用は、光熱・水道費、家具・家事用品などを除いて1人の場合を下回り、子育て費用の逓減効果が見られるとされています。特に、被服・履物費は顕著に抑えられ、お下がりなどの工夫によって費用が抑えられているようです。

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