文章:大倉 修治(All About「住宅ローン」旧ガイド)
最近、住宅金融公庫(※)のようにある程度まとまったお金がなくても、手軽に繰り上げ返済ができる商品が増えてきています。
※繰り上げ返済できる金額は100万円以上で、利用するには1ヶ月以上前に申し出る必要がある。手数料は期間短縮型の場合3,150円、それ以外は5,250円。
今回は、このような商品の中でも特殊な仕組みをもつ新生銀行の「パワースマート住宅ローン」について詳しくふれつつ、このタイプの商品に対する私が思うところなどについてお話ししたいと思います。
●「パワースマート住宅ローン」の主な特徴
1)スマート返済
あらかじめ住宅ローンの返済の口座である普通預金口座においておきたい金額を指定しておき、その指定した金額を超える部分の金額が1万円以上ある場合、その時点で繰り上げ返済が自動的に手数料なしで行われる仕組みになっています。
何もアクションをせずに、繰り上げ返済できるのはメリットといえますが、気がつくと「繰り上げ返済されてしまっていた」ということもあり得るので注意が必要です。
繰り上げ返済されないようにするには、あらかじめ普通預金残高を高めに指定しておく必要があります。
2)生活貸越サービス
繰り上げ返済した合計金額を上限に、住宅ローンの変動金利型の金利(毎月見直される)でお金を借りることができます。住宅ローンの残りの返済期間内で返済することが条件で、普通預金口座にお金があれば(もしくはお金を預け入れれば)、自動的に返済される仕組みになっています。
住宅ローンの金利は、無担保のローンと比べて低いので、急に「物入り」になったときなど短期的に必要なるお金を借りるのために利用すると良いでしょう。
3)その他
・借り入れ時のローンの事務手数料、保証料は無料。
・金利の種類は、変動金利型と固定金利型(固定金利期間1,3,5,7,10年)があります。
・住宅金融公庫との併用はできません。