住宅ローンの借入/住宅ローンの基礎を学ぼう

これを読めば全てわかる!住宅ローン基礎の基礎(2) 賢い住宅ローンの組み方(2ページ目)

初めて物件購入をする人は必ず読むべし!あなたの住宅ローンに対する「不安」を取り除く、正しい資金計画とは。今までにない簡単な5つのステップで実践してみよう!

高田 晶子

執筆者:高田 晶子

住宅ローンガイド

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STEP1:現在の支払・貯蓄状況を確認する

家賃月額15万円、駐車場代月額3万円、年間貯蓄額85万円を例に、実際計算をしながら進めてみましょう。

■賃貸住居費(年間):180万円(家賃月額15万円×12ヶ月)
■駐車場代:(年間):36万円(駐車場代月額3万円×12ヶ月)
■過去1年間の貯蓄額:85万円


「過去1年間の貯蓄額」というのは、住宅購入のために積み立てをした金額と、別途自分で貯蓄・運用により貯めた金額をあわせた額を出しましょう。

貯蓄額での注意点は、毎月貯蓄をしている人でも、単純に12倍して出した金額ではなく、実際に増えた金額を把握することです。積立で貯蓄をしていても、違う口座から使ってしまっていて、実質は貯まってないということもありますので、通帳などで、1年間でいくら残高が増えているかを把握してください。

さて、数字は出揃いました!これら3つの数字が住宅ローン返済をイメージする3本柱となります。次のステップへ進みましょう!

STEP2 住居関係の支払い年間予算を算出する

STEP1で出揃った金額を全て足し算をしてみましょう。

180万円(年間住居費)+36万円(年間駐車場代)+85万円(年間貯蓄額)=301万円

これがあなたの住宅購入における年間予算と言えます。「今までの家賃払い実績」+「余剰貯蓄の実績額」なので、住宅ローンの返済も含めた資金計画のベースとなります。これでSTEP2は終了です。

STEP3 住宅ローンの返済予算を算出する

STEP2で算出したあなたの「実績」に基づく住宅関連予算に70%をかけてみてください。例をとれば、

301万円×70%=210万円

となります。これがあなたの住宅ローン返済にあてることのできる年間予算です。

では残りの30%は何でしょう?住宅購入後の固定資産税の支払い、マンションの場合は管理費および修繕積立金などのためのものです。そして、住宅購入後にも貯蓄は必要。これらも年間予算に見込んでおくために、ざっくり30%と考えます。

ただし、今後教育費などで支出が大幅に増える、多くの貯蓄が必要という方は、35%程度など少し多めに余裕を見ておきましょう。

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