医療保険/医療保険の選び方

ネット型保険の魅力と注意点(3ページ目)

インターネット上で加入手続きができてしまうネット型の生命保険会社が登場しました。どこが魅力か、注意点はないのかなど調べてみました。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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ネット型保険に注意点はないのか?

入力ミスのないよう落ち着いて手続きを!
入力ミスのないよう落ち着いて手続きを!
加入手続きが簡単に、しかも早くできるようになったことは、保障を確保する身にとって有難い事です。しかし、インターネット上で加入手続きをする為、入力ミスをしないよう注意が必要です。普段インターネットを利用していない人には向いていないかも知れません。

自己責任時代、営業担当者を介さないネット型では、全て自己の責任で判断していかなければなりません。インターネット上に記載してある注意点などを漏らさず確認し、理解できるなら良いですが、そうでない場合は注意が必要です。

また、加入希望者が保険会社のホームページ上で指示に従って手続きをしている最中に、チョットした疑問点等があったとき、目の前に営業担当者がいればすぐに確認できますが、ネット型の場合は目の前にはいないので、疑問を解消するのに逆に時間がかかってしまいそうです。その場合は、各社が用意しているコールセンターを積極的に利用していくことで、疑問点を解消させることになります。

保険会社のリスク管理

保険会社にとっては、加入者の顔をみないで引受の可否を判断しなければなりません。これは保険会社にとってかなりリスクのあることです。加入希望者の顔色が明らかに悪くても、また悪意があっても、その情報はなかなか伝わりません。

そこで各保険会社は独自にリスク対策を講じています。例えばSBIアクサ生命では、医療保険の加入は69歳まで可能としながらも、自動更新は60歳までとし、それ以降も保険を続ける場合は再度加入し直すように設定して、高齢者の加入に幾分の制限を設けています。

SBIアクサ生命は契約の引受可否を申込日の翌営業日までに回答することになっているので、様々な判断項目を点数化して自動的に判断することでリスク管理をしていると思われます。この場合、告知書への記入や医師による診査では伝えられたかもしれない微妙な情報が、伝えられないことによって引受不可となってしまうことも考えられます。


次のページではSBIアクサ生命幸野取締役へのインタビューです。
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