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誰か教えて!クーリング・オフの方法(3ページ目)

医療保険やがん保険でもクーリング・オフ制度があることを知っていますか? 積極的に使うような制度ではありませんが、いざという時のために覚えておきましょう!

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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クーリング・オフ制度が利用できない場合もある

どのような医療保険やがん保険の保険契約(申し込み)でもクーリング・オフによって撤回できる訳ではありません。下記のような場合はクーリング・オフ制度の対象外となっています。
  • 保険会社が指定した医師の診査が終わっている
  • 債務履行の担保の為の保険契約
  • 加入している保険の内容変更
  • 契約者が団体で一括式の保険証券が発行されている
  • 法人を契約者とするような申し込み
  • 保険期間が1年以内の医療保険やがん保険の申し込み
一番目の「保険会社が指定した医師の診査が終わっている」については、医療保険やがん保険では、ほとんどの場合、健康状態の確認方法は告知書への記入なので、医師の診査を受けることはありません。死亡保障の保険と同時に申し込む場合や、入院給付金日額が高額な場合などでは医師の診査が必要になる可能性があります。

クーリング・オフの世話にならない為にも

優柔不断はよくないわね

優柔不断はよくないわね

医療保険やがん保険の申し込みは、怪しい訪問販売とは違って不本意な申し込みは比較的少ないと考えられます。誕生日が間近に迫っていて、契約年齢が変わって保険料が上がってしまうのを防ぐ為にあわてて申し込みをしてしまうような場合等では、不本意な契約をしてしまう可能性がないとは言えませんが、医療保険やがん保険は長期にわたる契約であり、保険料を払っていくのは自分なのです。目先の損得や、営業担当者や保険会社側の都合に惑わされることなく、十分に検討してから申し込みするよう心掛けましょう。

クーリング・オフ制度は消費者保護の観点で有効な制度ですが、積極的に使うような制度ではありません。クーリング・オフをすると、申し込みの際に使った多くの紙が無駄になるので環境によくないし、申し込み行為に関係する人達(申し込み者も含めて)の労力も無駄になってしまいます。

医療保険やがん保険に申し込みする際は、十分に検討してから申し込みするべきであり、必要な保障と判断して申し込みをしたのであれば、きちんと継続させることが大事です。

もし申し込みの良し悪しが判断できないような時は、事前に親や友人等へ助言を求めてもよいですし、セカンドオピニオン的な意味合いで保険に詳しいファイナンシャルプランナーに相談してみてもよいでしょう。

※クーリング・オフ制度の内容は保険会社によって異なる場合があります。詳しくは各保険会社に確認してください。

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