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そうじをはじめるとマンガが読みたくなる

今日中にそうじをしなくてはいけない、なのについ、整理中のマンガを読み出してとまらなくなってしまったなんてことありませんか? これって実は、すごくゲームプレイと似ている現象だと思うんです。

田下 広夢

執筆者:田下 広夢

ゲーム業界ニュースガイド

そうじ中のマンガとゲームプレイの関係

そうじ中のマンガの図
ガイドは、ゲームをしていると記事のことが思いついて書きたくなるのに、いざPCに向かうと無性にゲームがしたくなるという恐ろしい欲望にいつも悩まされています。どうにかならないものでしょうか……
そうじ中、整理していたはずのマンガをつい読みふけってしまって、1時間、2時間という時間があっと言う間に過ぎてしまう、なんて経験はありませんか? ガイドはあります。何度もあります。何度も何度も……。マンガに限らず、今日中にやるぞと決めたそうじの最中に、雑誌を読んだり、テレビを見たり、関係の無いことをはじめるという誘惑は、抵抗しがたいものがあります。そうじに集中しなくてはいけないはずなのに!

何故こんなお話をしているかといいますと、この、そうじをはじめるとマンガが読みたくなるということは、ゲームをプレイする行為に非常に近しいものに感じたからです。そして、ゲームの中においても、このそうじをしていた時に読むマンガの面白さが、もっとあったらいいなあと思うからです。話が飛躍して分かりにくいのですね。順を追ってご説明していきます。

そうじ中のマンガと、やりこみ要素の関係

ポケモンの図
ポケモンはクリアするだけなら他のRPGとたいして変わらない時間でプレイできますが、いざやりこみをはじめると、いくらでもやりこめてしまうゲームです。
やりこみ要素ってありますよね。全てのアイテムを集めるとか、ストーリーの分岐を全部見るとか。必ずしもゲームクリアとは関係なかったりもしますが、夢中になる人は本編を忘れて夢中になったりもします。

例えば、ポケットモンスターシリーズ(以下ポケモン)では、毎回数百種類のポケモンが登場します。ゲームをクリアする為に全種類のポケモンを集める必要はありません。対戦で友達に勝つ為にも、全てのポケモンが必要ということはありません。しかし、折角だから全部集めたくなるのが人情というもの。クリアすればゲームはエンディングを迎えることができるものを、わざわざやりこむから、やりこみ要素なわけです。

本来、冒険を先に進める為にポケモンを集めていたのが、いつしかポケモン集めが楽しくなって、全部集めようとするのは、そうじ中にマンガを読んでしまう行為に似ています。ゲームクリアという目的からすると、脱線なわけですが、その脱線がとても楽しくてたまらないのです。

【関連記事】
大人の為のポケモン講座(AllAboutゲーム業界ニュース)

ここで、ひとつ疑問があります。ポケモンを収集するのが楽しいのであれば、クリアというものを用意する必要がそもそもあるのだろうか、ということです。
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