貯蓄/貯蓄する基本の方法

円安になるとどうなるの?(2ページ目)

この頃ニュースで「円安が進んでいます。」と言っていいますね。それが日本にとってどのようなことなのか、今回は円安・円高についての話です。

執筆者:中村 恭子

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理由は「円安」が原因だったのですよ。アメリカから仕入れをしているマクドナルドは、「円安」になることで、仕入れコストが大幅にアップしてしまい、とても半額でハンバーガーを販売することができなくなってしまった、というわけです。

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<輸出企業の例>
反対に日本から海外に商品を輸出している企業、例えば自動車会社や電機産業などは、「円安」になると外国の人が今まで買っていた金額よりも日本の製品が安くなります。そこで「以前より安いね!」と言って、海外で日本の商品を買ってくれる人が増えるのでニコニコです。
また、企業もドルで取引をしていた場合、今までよりも商品を円安になった分、高く品物を購入してくれるので、円安は輸出企業にとってはありがたいことなのです。
つまり、日本の企業の中にも、輸入企業と輸出企業によって円安になると「今までより、苦しいーよ」という会社と「絶好調!」という会社が出てくるというわけ。(円高の場合はその反対)でも日本は基本輸出国なので、この円安が続くことで少しは景気回復の兆しがみえれば、と思っている人もいるわけです。

<このまま円安が続くとどうなるの?>
円安がどんどん続くということは、日本という国がどんどん弱くなるということですよね。このまま円安が進めば、円が暴落してしまうことも考えられます。確かに輸出国である日本にとって景気回復には円安!という人もいるでしょう。しかし、安くなりすぎてはお金の価値がなくなってしまいます。「円の価値も下がって、金利もつかないのなら、貯金するなんでバカらしい。私のお金は外貨建の商品にしよう」と考える日本人が増えて、円がたくさん流失してしまったら、大変なことになってしまうのです。
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