夢をかなえるノート術(応用編)

ノートを使えば、日々のいろいろなことに応用できます。今回は、その他の使い方やノートの選び方などについて解説します。

掲載日:2007年03月27日

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注意事項

読書で使うノート術

ノートは様々な用途に応用することができる素材です。試行錯誤しながら自分にフィットした使い方を編み出してください。
思考ノートは読書をする際にも役立ちます。内容をより深く理解するという効果もありますし、あとで見返したあとに、結局あの本のポイントは何だったかを一瞬で思い出せます。また、著者の言葉と自分の関心が反応して、より素晴らしいアイデアが出ることもあります。ポイントだと思われるキーワードを拾っていきます。もちろん3色ボールペンを使い、キーワード同士を線で結んでいくことをお忘れなく。

また、自分が何に心を打たれ元気が出たか、何に気づいたか、本を読みながら気になる言葉やフレーズを拾っていきます。さらに、本に書いてはいないけれど、読みながら発想したことや思いついたことを、キーワードにつなげて書いていきます。

読書をしている最中には、頭の中で本当にいろいろなことを考えています。ビジネス書はもちろん、たとえ感情移入するような小説であっても、「自分がこんなシチュエーションに遭遇したら、こうしよう」と思いを頭の中で展開しています。それは、新聞、雑誌でも同様です。

そういう発想は、読みながら浮かんでは消えていきます。ですから、忘れる前に書きとめるのです。書けない状況であれば、ボールペンで線を引き、丸で囲み、余白にメモし、ページを折り、後でわかるように目印をつけてください。

僕も本を読みながら、自分のウェブサイトにこういうコンテンツを入れようとか、こういう企業と提携交渉をしてみようとか、DMにこういうフレーズを書き加えてみようとか、こんな新事業を考えてみようとか、頭に浮かぶとすぐにノートに書き出します。

重要なのは、本や雑誌に書いてあることを抜き出すというよりも、読みながら「インスパイアされた自分の考え」、「思いついた自分の発想」を中心に書いていくということです。

もちろん、本の中で出会う「心に響いた言葉」を書きとめ、忘却からすくい上げる作業も必ず行ってください。読んでいた時はその言葉が強烈に印象を受けたとしてもすぐに忘れてしまいますし、そういえばあの本や雑誌にいいことが書いてあった、と思い出しても、探すだけで丸1日かかってしまいます。

しかし、ノートに書きとめておけば、好きな時に何度でもその言葉に触れることができるのです。自分のモチベーションが高まった言葉なら、やる気がない時もその言葉を読み返して、モチベーションを高めることができます。モチベーションというのは、心の燃料みたいなものであり、その中でも珠玉の言葉は、ジェット燃料なのです。いつ読んでも鳥肌が立ち、やる気に火が着きます。生ぬるい日常から、自分を引っぱり出してくれます。

例えば僕の場合は、最近はこんな言葉をノートに書いています。

「凡人で終わる人は、自分の欠点を言い訳にして諦める。成功する凡人は、欠点を自分の長所に置き換える。」
「バカは「オレが営業すれば売れる」商品を扱う。賢者は「バカでも売れる」商品を扱う。」
「人生に失望なし、人生に近道なし、人生に待ったなし」
「人は逆境の時に成長し、順境の時に衰退する」
「極めて初めて捨てる資格を得られる」
「何事も基本が大事。基礎がない人間に限って上滑りし、頭打ちになる」
「他人と比較して自分が劣っていたとしても、それは恥ではないが、去年の自分より今の自分が劣っていたとしたら立派な恥だ」
「今が最悪の状態」と言える間はまだ最悪の状態ではない」
「自分を征服した者だけが世界を征服できる」
「悩みが大きいと言う人は、その人の器が小さいということの証明だ」

僕が読書をするのは、もっぱら電車の中やカフェです。カフェの中ならテーブルの上にノートを広げられるのですが、電車の中で立っている時はさすがに書くのはしんどいです。ですからなるべく座れるような時間帯を選んだり、始発駅で1本待ってから乗るようにしています。

僕はカフェや電車の中で、本や雑誌を読みながら発想したことをノートに書いていく、という作業をとても気に入っています。脳が活性化している実感があり、いろいろなビジネスアイデアやプライベートに関するアイデアがたくさん出てきます。

雑誌の場合は、週刊誌よりは月刊誌の方が向いていると思います。やはり月刊誌の方が時間をかけて作ってある分、記事の掘り下げ方が深く、単なる事実情報にとどまらないため、思考ノートに向いています。週刊誌はどうしても情報の羅列感が強く、インスパイアされて発想が広がるものはあまり少ない印象があります。


速読にこだわらず自分が満足できる読書をしよう

本にしろ雑誌にしろ、このような読み方をしているので、普遍的に人気がある「速読」なるものは、僕は個人的にはあまり必要性は感じていません。僕にとって本や雑誌を読むということは、著者や記者の提言や主張を受けて、自分なりの考えを確立したり発想を広げたりという、思考を深めるための手段だからです。

情報収集のため、という観点から言えば、もしかしたら速読に近い読み方をしているかもしれません。例えば新聞や週刊誌などはまず見出しを見て、興味のある記事だけを読んでいるので、新聞は5分〜10分程度、経済誌などでも15分〜30分程度で1冊を読み終えています。書籍の場合も目次や索引を使って該当箇所を探すようにしています。

もっとも僕自身、速読術なるものをマスターしているわけでもなく、速読ができるとどうなるかという経験もないので、速読そのものを否定するつもりは全くありませんが、本は思考を巡らせながらゆっくり読む方が楽しいし、得られるものも大きいと思っています。小説なども、登場人物に感情移入して、小説の世界にどっぷり浸かった方が、感動やハラハラドキドキといった読書の醍醐味が味わえるのではないでしょうか。

話がすこしそれましたが、読書の際に思考ノートを使うことは、非常に重要かつ役立ちますので、常にノートとワンセットで読んでください。


夢をかなえるノート術(導入編)
夢をかなえるノート術(実践編)
夢をかなえるノート術(決定版)
『脳を「見える化」する思考ノート』(ビジネス社)

この記事を執筆したガイド

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