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「10人に2人が生涯独身時代」に必要なお金の準備!

30代の10人に2人以上は生涯独身のまま過ごす可能性があります。そのときマネープランとしては何を考えればいいでしょう?現役時代、ゼイタクしすぎると老後は悲惨なことになる?

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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「10人に2人は生涯独身!」時代のマネープラン

日本には独身者が増えています。生涯未婚率は男性でいえば約16%、女性でも約7%になっています(2005年国勢調査より)。実は2000年時点の男性で12.6%、1990年の男性で5.6%、1980年の男性は2.6%であったことを考えると10年単位で倍々に増えている勢いです。このペースですと2010年の国勢調査結果が出る頃には20%の数値になってもおかしくありません。

この上昇は男女とも著しく、もはや「10人に2人は生涯独身」あるいは「10人に3人は生涯独身」がありうる時代となっています。私の周りの男性群も独身者がまだ多く、「10人に3人が生涯独身」はリアリティがある数字だと感じています。

生涯独身者がレアケースであった1980年代であれば、こうした人を対象としたマネープランはほとんど議論されませんでしたが、今はむしろ生涯独身向けのマネープランをしっかり考えておく必要があると思います。

「まだ結婚するつもりだけど、もしかすると……」という人も、自分が独身のまま生涯暮らすことを考えてみることが大切です。
それでは独身者向けマネープランを考えてみます。

独身の場合考えなくていいコストはある

まず考えてみたいのは、「独身だからこそかからない費用」です。独身者のマネープランですから、ファミリー世帯のマネープランをマネすることはありません。また、「独身だからこそかからない費用」は「独身者だからこそ意識すべき費用」の準備に活用したいところです。
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